天龍寺(てんりゅうじ)

天龍寺(てんりゅうじ)の説明

臨済宗天龍寺派の大本山。
山号は霊亀山。
世界文化遺産。
本尊は釈迦如来。

足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るため、後嵯峨上皇の亀山殿の地に開創。
この地は、檀林皇后(嵯峨天皇の后)が開創した檀林寺があったところで、
のちに後嵯峨上皇の仙洞御所・亀山殿が営まれた。
後醍醐天皇はここで幼少期を過ごしたとされる。

暦応二年(1339年)に夢窓疎石(むそうそせき)を開山に迎え、暦応資聖禅寺と称して、
同四年に天龍寺資聖禅寺と改めた。
「天龍」は尊氏の弟の直義が見た金龍の夢に由来するとされる。
造営費用の寄進を途絶えていた元との貿易収入でまかなうため「天龍寺船」を就航させるなどして、
次第に寺観は整えられて繁栄し、至徳三年(1386年)には京都五山の第一位となった。

その後、檀越(だんおつ)の足利将軍家の没落や火災などで衰退したが、豊臣秀吉らによって復興。
幕末の戦乱で焼失し、現在の伽藍は明治以後の再建。

庭園は夢窓疎石の作。
遠景の嵐山と近景の亀山を借景として、亀山東麓に配された曹源池(そうげんち)を中心とし、
方丈側東岸に大小の出島を設ける。
西岸中央の龍門瀑(りゅうもんばく)とその前の三連の石橋、
さらにその前方の池中立石が庭園の焦点となっている。
国の史跡および特別名勝に指定されている。

(「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

天龍寺の特徴・見所

天龍寺の最大の見所は四季を通じて楽しめる庭園です。
曹源池を中心とする曹源池庭園、自然がいっぱいの百花苑(ひゃっかえん)などがあります。
春先には梅や蝋梅、春には桜、夏には青もみじ、秋には紅葉、冬には椿や山茶花などが見られます。
その他にも四季折々に自然や花々が楽しめます。

建造物としては、雄大な法堂、大方丈、小方丈から回廊で続く多宝殿、
わびさびの利いた祥雲閣(しょううんかく)・甘雨亭(かんうてい)などがあります。
また、法堂の天井に描かれた雲龍図、雲龍図の襖に描かれた雲龍図なども見所の一つです。

天龍寺は京都の人気の観光名所であり、世界遺産でもあります。
さすがに人は多いです。特に秋などは混雑します。
冬は比較的空いているかもしれませんが、一年を通じて人が多いです。
お勧めは朝一だと思いますが、それでも人は結構います。
人の多さは覚悟の上で楽しむのが良いと思います。

天龍寺の椿・山茶花・蝋梅(ロウバイ)

天龍寺では冬や春先でも花々が楽しめます。
椿や山茶花、ロウバイなどが花の少ない冬に見られます。

天龍寺の梅

天龍寺は春先は梅の名所です。
数は多くありませんが百花苑や多宝殿前に梅の木があります。
何といっても多宝殿前のおめでたい色合いの紅白のしだれ梅が素晴らしいです。

天龍寺の桜

天龍寺は春は桜の名所です。
多宝殿前や百花苑では豪快で華やかな桜が楽しめます。
下から見上げる桜も美しいですが、百花苑の丘の上から見下ろす桜もまた格別です。

天龍寺は京都嵐山の人気の観光名所です。
普段から人が多いですが、桜の時期はかなり混雑します。
混雑は覚悟の上で桜を楽しみましょう。

天龍寺の新緑・青もみじ・苔

天龍寺は秋の紅葉が有名ですが、春から夏にかけての新緑、青もみじ、苔なども綺麗です。
曹源池庭園や百花苑で素晴らしい緑の空間を楽しめます。

天龍寺の紅葉

天龍寺は紅葉の名所です。
曹源池庭園や百花苑で素晴らしい紅葉や散りもみじが楽しめます。
曹源池の紅葉の水鏡なども見られます。

しかし、天龍寺は京都嵐山の中でも特に人気の観光名所です。
秋は物凄い人になります。
朝一がお勧めですが、それでも人は結構います。
人の多さは覚悟の上で紅葉を楽しみましょう。

天龍寺の雪景色

天龍寺では多彩な雪景色が楽しめます。
曹源池庭園では水鏡とあわせて美しい雪景色、百花苑の華やかな雪景色、
竹林の雪景色など様々な冬景色が見られます。

天龍寺の塔頭寺院

天龍寺には複数の塔頭寺院があります。
代表的な塔頭寺院として宝厳院(ほうごんいん)があげられます。
例年、春と秋に特別公開が行われます。
宝厳院の見所・アクセス・説明など

世界遺産

京都には世界遺産が天龍寺を含めて17ヶ所あります。

天龍寺はこんな方におすすめ

  • 京都の人気の観光名所に行きたい方
  • 京都の世界遺産へ行きたい方
  • 京都の名所へ行った感を味わいたい方
  • 美しい庭園を見たい方
  • 水辺の景色が好きな方
  • 緑や自然の好きな方
  • 雲龍図を見たい方
  • 人がいっぱいいても平気な方

天龍寺へのアクセス・拝観時間

住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

※京都市バス「嵐山天龍寺前」、京都バス「京福嵐山駅前」が最寄ですが、他の近くのバス停からでも十分歩けます。
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 8:30~17:30(※10月21日~3月20日まで ⇒ 8:30~17:00)
拝観料  ⇒ 500円(大人一般)
(※法堂「雲龍図」特別公開 ⇒ 別途500円)(土日祝日のみ公開 ※ただし春秋は毎日公開期間あり)

天龍寺付近の観光名所

  • 野宮神社(350m ⇒ 徒歩5分)
  • 嵯峨野 竹林の道(500m ⇒ 徒歩7分)
  • 大河内山荘(800m ⇒ 徒歩12分)
  • 御髪神社(900m ⇒ 徒歩13分)
  • 常寂光寺(1.1km ⇒ 徒歩16分)
  • 二尊院(1.2km ⇒ 徒歩17分)
  • 落柿舎(850m ⇒ 徒歩12分)
  • 清凉寺(800m ⇒ 徒歩11分)
  • 宝筐院(800m ⇒ 徒歩11分)
  • 祇王寺(1.8km ⇒ 徒歩25分)
  • 滝口寺(1.8km ⇒ 徒歩25分)
  • 嵐山公園 亀山地区(950m ⇒ 徒歩13分)
  • 渡月橋・桂川(450m ⇒ 徒歩6分)
  • 大悲閣 千光寺(1.7km ⇒ 徒歩25分)
  • 嵐山公園 中ノ島地区(550m ⇒ 徒歩7分)
  • 鹿王院(1.1km ⇒ 徒歩13分)
  • 梅宮大社(2.5km ⇒ 徒歩31分)

※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

天龍寺の公式ホームページ

(※まだまだ作成、編集中です。)

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