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山号は小倉山。
本尊は釈迦如来・阿弥陀如来。
寺名は発遣(ほっけん)(使者などを送り出すこと)の釈迦如来と、
来迎(らいごう)(浄土へ招き迎えること)の阿弥陀如来の二体の本尊にちなむ。
正式名は、小倉山二尊教院華台寺という。
前身は円仁が承和年間(834~48年)に嵯峨上皇の命によって建立した二尊教院華台寺(けだいじ)。
慈覚大師(じかくだいし)が開山したと言われている。
応仁・文明の乱で焼失し、永正年間(1504~21年)に
広明恵教(こうみょうえきょう)が三条西実隆父子の援助で復興。
本堂、唐門(勅使門)は応仁の乱後、約三十年後に再建。
唐門「小倉山」後柏原天皇の勅額、本堂「二尊院」後奈良天皇勅額はこの時に下賜。
明治維新まで天皇名代として勅使参詣(ちょくしさんけい)があり、
御所の仏事を司り、公家方との交流も盛んであった。
現在も旧摂関家の「二条家」「鷹司家」「三条家」「四条家」「三条西家」「角倉家」
などの豪家の菩提寺であり、境内には角倉了以・素庵父子、伊藤仁斎・東涯父子、
三条実方・実美父子などの墓がある。
本堂は、京都御所の紫宸殿を模して造られ、内陣も内裏のお内仏と同様に造られている。
総門は、角倉了以が伏見城の「薬医門」を慶長十八年(1613年)に移築したものである。
山中の「時雨亭跡」は藤原の定家が百人一首を選定した場所として名高い。
(「京都嵯峨野 二尊院 Statues of Shaka and Amida しおり」および
「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
二尊院の見所は境内に溢れる自然や緑、数々の建造物、そして二体の本尊などです。
建造物としては、本堂のほか、九頭龍弁財天、勅使門、黒門、しあわせの鐘、法然上人廟などがあります。
趣きのことなる建造物や見ごたえのある建造物がたくさんあります。
そして本堂には二尊院の名前の由来の二体の本尊である釈迦如来、阿弥陀如来が安置されています。
広い境内には自然が豊富であり、「紅葉の馬場」と呼ばれる参道や、唐門・黒門前の参道、
本堂付近、鐘楼付近、本堂裏の小倉山などに多くのもみじやカエデ、木々や植物が植えられています。
四季折々、木々や植物の彩を楽しめます。
また、龍神遊行の庭園(本堂前庭園)や寂光園(本堂横庭園)などの美しい庭園もあり、
二尊院は見所の多いお寺です。
二尊院には、紅葉の馬場はじめ多くのもみじやカエデがあります。
春から夏にかけては鮮やかな新緑や深い青もみじが楽しめます。
二尊院は京都奥嵯峨の紅葉の名所です。
紅葉の馬場、唐門前、黒門前、鐘楼付近、法然上人廟付近、寂光園(本堂横庭園)など
多くの場所で色とりどりの鮮やかな紅葉が楽しめます。
京都の人気の紅葉の名所だけあり、秋の紅葉シーズンは結構混みます。
ただし、混んでいても観る価値のある紅葉の名所だと思います。
二尊院はもみじの木が多いため、雪が積もると花が咲いたような華やかな雪景色が見られます。
また、本堂の絵になる雪景色など多彩な冬の景色が楽しめます。
住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~16:30
拝観料 ⇒ 500円(大人一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)