大悲閣 千光寺(だいひかく せんこうじ)

大悲閣 千光寺(だいひかく せんこうじ)の説明

寺号を大悲閣千光寺といい、禅宗寺院。
山号を嵐山。
本尊は千手観音菩薩。

角倉了以(すみのくらりょうい)が河川を開削する工事に協力した人々の菩提を弔うため、
嵯峨中院にあった千光寺の名跡を移して創建したものである。

角倉了以は、大堰川、富士川、天竜川、高瀬川などの河川開発工事を行い、
また、豊臣秀吉より、続いて徳川家康よりも朱印状を得て海外貿易を行った。
晩年はこの大悲閣に隠棲し、慶長十九年(1614年)七月に六十一歳で逝去した。

本尊の千手観音菩薩は、恵心僧都(源信)作と伝えられ、角倉了以の念持仏であったとされる。
了以の像は法衣姿で石割斧を持ち、片膝を立てて太網の上に座し、今も川の安全を見守っている。

遠くに比叡山、大文字山をはじめ東山三重六峰、麓には京都市街を一望する景色は四季折々に楽しめる絶景といえる。
また、了以の嫡子素庵は、父に協力して実務に従事し業績を挙げるかたわら、
儒学者、芸術家としても活躍し、嵯峨本の製作者としても有名である。

さらに角倉一族の一人の吉田光由は、わが国最初の算術書、塵劫記を著し、
その改訂版、書類等は明治時代まで続くベストセラーとなった。
この為、この千光寺はそろばん上達の寺とも呼ばれ、最近では数学、理系上達の寺としても有名である。

(「大悲閣(千光寺) DAIHIKAKU(SENKO-JI ZEN TEMPLE)しおり」より参照)

大悲閣 千光寺の特徴・見所

大悲閣 千光寺の見所は何といっても大悲閣(客殿)から眺める絶景や美しい自然の景色などです。

渡月橋から保津川(桂川)を西へ進めば大悲閣 千光寺へ登っていく道があります。
登っていく道(階段)までは結構距離がありますが、まずこの保津川沿いの景色が綺麗です。
澄んだ水に自然が溢れており、鴨なども優雅に戯れています。季節に応じて美しい姿を見せてくれます。
嵐山の山道は結構ハードですが、進んでいくと鐘楼があり、鐘をつくことができます。
その少し上の方に大悲閣があります。

大悲閣(客殿)の空気は清々しく非常に気持ちいいです。
そして素晴らしい眺めです。緑の山と川と空の絶景が楽しめます。
京都市内の方も見えます。小さくですが京都タワーや清水寺なども見えます。

春から夏にかけては新緑や青もみじが、秋には紅葉が楽しめます。
冬に雪が積もれば見事な銀世界の絶景も見られます。

大悲閣 千光寺の新緑・青もみじ

大悲閣 千光寺は嵐山の上にあり、緑や自然で溢れています。
大悲閣を下から眺める景色も、大悲閣から山と川を見下ろす景色も素晴らしいです。
春から夏にかけては鮮やかな新緑や深い青もみじが見られます。

大悲閣 千光寺の紅葉

大悲閣 千光寺では、秋には紅葉の絶景が見られます。
色とりどりに染まった嵐山と美しい保津峡の景色、
眼下に広がる鮮やかに色づいた紅葉の風景などが楽しめます。

大悲閣 千光寺はこんな方におすすめ

  • 絶景を見たい方
  • 山の上が好きな方
  • 空が好きな方
  • 高いところが好きな方
  • 清々しく気持ちいい空気を吸いたい方
  • 自然を堪能したい方
  • 川や谷が好きな方
  • 日常を忘れたい方
  • 算盤(そろばん)が好きな方
  • 嵐山の穴場のお寺へ行きたい方

大悲閣 千光寺へのアクセス・拝観時間

住所:616-0004 京都府京都市西京区嵐山中尾下町62

※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。 
 時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 10:00~16:00(※時期により異なる場合がある為、事前確認要。)
拝観料  ⇒ 400円(大人一般)

大悲閣 千光寺付近の観光名所

※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

大悲閣 千光寺の公式ホームページ

(※まだまだ作成、編集中です。)

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