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京都を代表する伝統産業「京友禅」「友禅染」の祖である宮崎友禅斎ゆかりの庭園。
宮崎友禅斎の生誕三百年を記念して昭和三十六年(1961年)に改修造園された。
東山三十六峰に連なる華頂山を背に作られた苑内は上下二段に分かれている。
東山の湧き水を引き入れた「染糸(そめいと)の滝」を有する池泉式庭園と、
枯山水庭園の「鹿野苑(ろくやおん)」で構成されている。
苑内中央には「補陀落(ふだらく)池」があり、彫刻家・高村光雲作の聖観音菩薩像が安置され、
水面に映るその姿は優美で深い趣を感じさせる。
美しい京友禅を作り上げた友禅斎ゆかりの庭園と呼ばれるにふさわしい、繊細かつ華やかな昭和の名庭である。
茶室「華麓庵(かろくあん)」は補陀落池の東側にあり、
京都の名士、大沢徳太郎の別邸にあったものを移築した茶室である。
裏千家第十五代宗匠(そうしょう)により命名された。
茶室「白寿庵(はくじゅあん)」は昭和五年に知恩院代七十九世山下現有猊下(げいか)の白寿を
記念して建てられ、平成十七年に移築・補修された茶室である。
裏千家十四世淡々斎宗匠により命名された。
(「浄土宗総本山 知恩院しおり」および「友禅苑しおり」より参照)
友禅苑は知恩院の三門脇(女坂脇)にある名庭です。
場所も交通の便も良いですし、枯山水と池泉式の見事な庭園を見られますが、
なぜか空いていることが多いです。
春の桜の時期も秋の紅葉の時期も空いていることが多く、穴場の庭園と言ってよいでしょう。
庭園の西側は砂に岩を配した枯山水庭園になっており、春には見事な桜が見られます。
庭園の東側は池泉式の庭園や茶室があり、秋は風情ある紅葉や水辺の綺麗な紅葉が楽しめます。
友禅苑は池泉式庭園と枯山水庭園とで構成された知恩院の名園です。
⇒知恩院の説明・見所・アクセスなど
友禅苑には枯山水庭園に見事なしだれ桜があります。
石庭としだれ桜の合わさった情緒ある景色も楽しめます。
また、庭園からは巨大な三門も見え、桜と三門の光景も見ることができます。
なぜか人があまりおらず、春の桜の季節でも空いていることが多いです。
京都祇園の桜の穴場と言って良いでしょう。
友禅苑は春から初夏にかけて咲くサツキも綺麗です。
豪快に一斉に咲きそろうわけではありませんが、石庭や水辺に華やかなアクセントをつけます。
人もあまりおらず、ゆっくり静かに華やかな庭園を楽しめます。
友禅苑は秋は紅葉の名所です。
池泉式庭園では色違いの鮮やかな紅葉、水辺の紅葉が見られます。
また、庭園奥には茶室などもあり、風情ある紅葉も楽しめます。
秋の紅葉シーズンでもなぜか空いていることが多く、京都祇園の紅葉の穴場と言って良いでしょう。
住所:〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400
※京都祇園の観光地域にある為、祇園の他の名所から歩いて行くこともできます。
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~4:30
拝観料 ⇒ 300円(一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)