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泉涌寺の別院。
山号は瑠璃山。
真言宗泉涌寺派別格本山。
本尊は薬師如来。
応安五年(1372年)に後光厳上皇が創建。
開山は竹巌聖皐(ちくがんしょうこう)。
後円融・後小松両天皇の帰依を受けて発展し、文亀二年(1502年)に
後土御門天皇の御黒戸御殿を後柏原天皇より下賜され、写経道場とした。
以来、兵火や地震による倒壊などたびたびの被害にあったが、
寛永十六年(1639年)に中興の祖である如周正専(じょしゅうしょうせん)が
後水尾上皇の援助で修復し、現在は重要文化財である本堂として龍華殿(りゅうげでん)と呼ばれる。
本堂龍華殿安置の本尊・薬師三尊(薬師・日光・月光)や、
怒れる神の面影「走り大黒天」は極めて写実的な鎌倉時代の作である。
土佐光信筆の「後円融院宸影(ごえんゆういんしんえい)」も重要文化財。
霊明殿前の石灯篭は徳川慶喜寄進。
(「京都東山 真言宗 泉涌寺派 西国薬師霊場第四十番札所 別格本山 雲龍院
皇室ゆかりの写経道場 UNRYUIN TEMPLE しおり」および
「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
雲龍院の見所は複数の庭園や建造物、部屋、窓などです。
雲龍院には、緑や自然の豊かな中庭(庭園)や石庭の霊明殿、坪庭などの複数の庭園があります。
中庭では季節に応じて様々な彩りが楽しめます。
また、庭園を何処から眺めるかによってかなり趣きも異なってきます。
書院から眺める庭園、茶室から眺める庭園、茶室奥から額縁庭園として眺める景色など様々です。
さらに霊明殿では中央に灯籠の配された美しい波模様の砂庭が見られます。
書院の悟之間では丸い形の「悟りの窓」があり、そこから見える景色も季節によって異なります。
蓮華の間では、障子に四つ窓がついており(障子窓)、
そこからは「椿」「灯籠」「紅葉」「松」が見えるようなっています。
四季折々に風情ある部屋と窓、庭園の景色が楽しめます。
雲龍院はかなり見所の多いお寺ですが、人はあまりおらず、京都の穴場のお寺と言って良いでしょう。
雲龍院では中庭や参道にもみじやカエデが多く、
春から夏にかけては鮮やかな新緑や風情ある青もみじが楽しめます。
雲龍院は京都の紅葉の隠れた名所です。
以前よりは人は増えましたが、まだまだ穴場と言って良いでしょう。
中庭や参道の紅葉、書院悟りの間から眺める紅葉など多様な紅葉を楽しめます。
雲龍院は泉涌寺の別院です。
⇒泉涌寺(せんにゅうじ)の説明・見所・アクセスなど
住所:〒605-0977 京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~17:00(※ライトアップ・夜間拝観時は21:30まで)
拝観料 ⇒ 400円(大人一般)
※東福寺、智積院、三十三間堂以外は距離がある為、バスや電車、タクシーなどの移動が良いと思います。
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)