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時宗(じしゅう)寺院。
山号は黄台山。
本尊は准胝(じゅんてい)観音。
延暦二十四年(805年)に最澄が天台宗の延暦寺別院として創建されたとされる。
至徳二年(1385年)に国阿(こくあ)が時宗に改宗。
明治中期に伏見城の遺構と伝えられる北区西賀茂の正伝寺の法堂を本堂として移建し、
同年四十一年には時宗総本山格の七条道場金光寺を合併した。
もともとは円山公園の大部分を含む広大な寺域を持った有名寺であったが、
大谷廟建設の際、幕命により境地内を割かれ、明治初年境内の大半が円山公園に編入され今に至る。
東山の傾斜地沿いに、境内の高低差を利用して作られた見事な庭園は相阿弥(そうあみ)作と伝えられる。
一遍上人以下の時宗祖師像(七体)は金光寺伝来の重要文化財である。
境内の東には文人の頼山陽・三樹三郎父子の墓がある。
また、平清盛の娘の建礼門院ゆかりの寺として知られる。
壇の浦の戦いで平家は敗れ、建礼門院は入水するも助けられ、当寺に入り二十九歳の時に出家したとされる。
(「≪平清盛≫の娘、≪建礼門院≫ご出家の寺 黄台山 長楽寺 しおり」および
「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
長楽寺は八坂神社や円山公園のさらに奥(東)の東山の麓にひっそりと佇むお寺です。
灯籠のならんだ風情ある参道の奥に山門があります。
山門から続く石段を登れば本堂や鐘楼があり、境内は自然や緑で溢れています。
八坂神社からさほど離れていませんが、静かで喧騒から離れた落ち着いた空間が広がります。
池泉式庭園(相阿弥作の園池)があり、水辺の情緒ある景色も楽しめます。
春から夏にかけては新緑や青もみじが、秋には紅葉が楽しめるお寺です。
秋の紅葉シーズンは多少人が増えますが、それでも他の場所より少なく、
京都東山の穴場のお寺と言って良いでしょう。
長楽寺は自然や緑が豊かなお寺です。
境内にはもみじやカエデも多く、春から夏にかけては鮮やかな新緑や風情ある青もみじが楽しめます。
長楽寺は秋は隠れた紅葉の名所です。
灯籠の並んだ参道や本堂前、鐘楼前、そして庭園(相阿弥作の園池)で風情ある紅葉が見られます。
また時期によっては鮮やかな散り紅葉も楽しめます。
長楽寺の紅葉は京都の中でも見ごろをむかえるのが遅いです。
例年、12月初旬に見ごろをむかえます。
他の名所が終わった後でも紅葉を楽しめます。
住所:〒605-0071 京都府京都市東山区八坂鳥居前東入円山町626
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~17:00(※木曜日定休(特別拝観中は除く))
拝観料 ⇒ 500円(※特別拝観期間 ⇒ 650円)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)