カテゴリー:上御霊神社(御霊神社), 京都市上京区
目次
正しくは御霊神社。
祭神は早良親王(崇道天皇)、井上内親王、他戸親王、藤原吉子、橘逸勢、文屋宮玉麿、吉備真備をはじめ十三柱。
平安遷都以前よりこの地に勢力をもった出雲氏の氏寺である上出雲寺の鎮守社であったとも伝えられるが、
式内大社の出雲井於神社にあてる説もある。
また、桓武天皇が平安遷都の時に早良親王らの怨霊を鎮めるために創祀したともされる。
平安時代には、天変地異や疫病流行は怨霊のたたりであるとする御霊信仰が高まった。
怨霊をなだめるための御霊会(ごりょうえ)が度々行われ、疫病除けの霊社として御霊神社は名を広めた。
朝廷から庶民に至るまで広く信仰を集めたが、特に御所の守護神として皇室の崇敬が篤く、
神輿や牛車等、皇室からの寄付品を多数所蔵している。
社伝によると宝暦五年(1755年)に賢所御殿を賜わって本殿とされたとされる。
社殿前で売られる唐板(からいた)の煎餅には疫病除けのご利益があるとされ、
明治維新まで皇室は皇子が誕生するたびに当社へ参詣し、これを土産にしたとされる。
境内はかつて「御霊杜(御霊の杜)(ごりょうのもり)」と呼ばれ、応仁の乱の勃発地としても有名である。
応仁元年(1467年)正月十八日に畠山政長と義就(よしなり)の合戦が行われた。
(「京都市駒札(立て札)」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
上御霊神社の境内は荘厳、厳粛な雰囲気が漂い、歴史をひしひしと感じられる神社です。
応仁の乱の勃発地であるという先入観からそのように感じるのかも知れませんが、
何となく空気が違う感じがします。
厳粛で落ち着いた雰囲気の境内には、立派な楼門や拝殿、本殿が構え、木々や植物の緑も多く有ります。
特に春のイチハツが有名ですが、新緑や青もみじ、つつじや秋の紅葉や銀杏の美しさでも知られます。
歴史ある神社ですが、人気の観光名所というわけではありませんので、空いていることが多いです。
ゆっくり静かに拝観できます。
上御霊神社は京都の一初(イチハツ)の名所です。
菖蒲(アヤメ)の中で一番最初に咲くため、イチハツと呼ばれるそうです。
美しく可愛い紫の花が境内の至るところや、外堀に咲きます。
緑と紫のコントラストやつつじとの競演なども楽しめます。
上御霊神社は紅葉の隠れた名所です。
紅葉としての知名度はあまり高くなく、秋の紅葉シーズンでも空いています。
時期が合えば、黄色い銀杏の絨毯と赤い紅葉の美しい情景を楽しめます。
住所:〒602-0896 京都府京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊竪町495
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 不明(7:00~日没ころと思われる)
拝観料 ⇒ 境内自由
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)