真言宗智山派。
山号は補陀洛山(ふだらくさん)。
本尊は十一面観音。
応和三年(963年)に空也が鴨川の東岸に一堂を建て、西光寺(さいこうじ)としたのに始まる。
貞元二年(977年)に中信(ちゅうしん)が入寺して現称となり、天台宗の別院となった。
応仁の乱で本堂(重要文化財)以外の堂塔を焼失したが、
永正年間(1504~21年)に秘仏開帳などにより勧進をすすめて再建し、
文禄四年(1595年)に真言宗となる。
正月の皇服茶(おうぶくちゃ)、八月の万灯会(まんとうえ)、
十二月の空也踊躍(ゆやく)念仏(かくれ念仏)などが有名。
本尊の国宝十一面観音像は空也の自刻と伝えられ、宝物館に安置される地蔵菩薩坐像もよく知られている。
同じく宝物館の空也上人立像は重要文化財であり、鎌倉時代に仏師運慶の四男である康勝の手になるもの。
また、平清盛像と運慶坐像、湛慶坐像はともに重要文化財に指定されている。
運慶坐像、湛慶坐像は寺伝によれば、もとは同寺の境内にあった
十輪院の本尊の両脇に安置されていたものとされる。
西国三十三所観音霊場の第十七番札所。
都七福神まいりの一つ(弁財天)となっている。
一月一日から三日までは、皇服茶がいただける。
結び昆布と小粒梅を若水でいれた煎茶に入れていただく。
京都に疫病が流行した折、空也上人が薬茶をふるまったことに始まる。
村上天皇も服したことからこの名称が付けられた。
八月八日から十日・十六日は六波羅蜜寺万灯会が行われる。
開白(かいびゃく)法要・大万灯点灯法要・送り万灯法要がある。
数多くの灯明を人形文字「大」の形に点灯し、先祖の精霊を迎え、追福の祈禱をする。
十二月十三日から三十一日までは、空也踊躍念仏が行われる。
期間中毎日、日暮れ時から念仏踊りが奉納される。
「かくれ念仏」ともいい、天暦五年に京都で疫病が流行した際、空也上人がその救済を願って始めたとされる。
(「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
六波羅蜜寺では、白壁に朱色の柱の綺麗な雄大な本堂や弁天堂が見られます。
また、境内には阿弥陀如来坐像石仏や小さな多くの石仏があり、厳かな雰囲気がします。
六波羅蜜寺は街中にあるお寺ですが、この場所は独特の空気につつまれています。
他に、祈りをこめて3回まわすと願いが叶うとされる一願石などもあります。
六波羅蜜寺は所蔵する文化財でも知られています。
教科書にも良くでてくる空也上人像や平清盛坐像なども見られます。
お正月には皇服茶(おうぶくちゃ)もいただけます。
住所:〒605-0933 京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 8:00~17:00
拝観料 ⇒ 境内自由(※宝物館 ⇒ 600円)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)