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祭神は桓武天皇、孝明天皇。
明治二十八年(1895年)の平安遷都千百年紀念祭の時に、
京都の始祖、桓武天皇を奉祝する神宮として創建し、京都総鎮守の社とされた。
社殿は平安京の朝堂院(ちょうどういん)(大内裏の正庁)を模して、
約八分の五の大きさに縮小し、二層の神門は応天門(おうてんもん)、
拝殿は大極殿(だいごくでん)を模して建立された。
紀元二千六百年にあたる昭和十五年(1940年)に孝明天皇を合祀して
社殿や回廊が増築され、現在の姿が整えられた。
本殿は同五十一年に焼失したが、同五十四年に復興された。
例年10月には、京都三大祭の一つである時代祭も行われる。
神苑は東、中、西、南の四苑からなり、
南苑以外は七代目小川治兵衛(植治)の作。
西神苑は平安神宮が創建された明治二十八年に中神苑とともに造られた。
白虎池(びゃっこいけ)を中心とした庭は、
池の西側に出島、北側には神苑唯一の滝があり、
西南の築山には茶席「澄心亭(ちょうしんてい)」がある。
初夏を彩る池畔の花菖蒲は特に有名である。
(約二百種類・約二千株植栽)
中神苑は、西神苑と同じく平安神宮創建時に作庭。
庭の中央には蒼龍池(そうりゅういけ)がある。
池の東側の大島(珊瑚島)から北岸にかけて
梁を用いた沢飛び「臥龍橋(がりゅうきょう)」がある。
また、光格天皇御遺愛の「折鶴(おりづる)」という珍種も含め、
池を囲んで杜若が群生している。
水面には睡蓮や河骨(こうぼね)が咲き、初夏には風趣に富んだ景色となる。
なお、神苑を含む神域は国の名勝に指定されている。
(「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」および「神苑内立て札(駒札)」より参照)
平安神宮でまずインパクトが強いのが大きな赤い鳥居です。むっちゃ大きいです。
真向かい(南)から進むと遠くからでも見えますが、横(東や西)から進むと突然現れ圧倒されます。
次に凄いのが煌びやかな大きな門(応天門)です。
緑色(濃い緑のような何とも言えないような色)と赤色の門です。
平安神宮の建物はほぼこの緑色と赤色の二色です。
門をくぐって向かい(北)が広い「大極殿(外拝殿)」です。さらに奥(北)に「内拝殿」と「本殿」があります。
右手前(東)には「神楽殿」、左手前(西)には「客殿」です。
そして右奥(北東)には「蒼龍楼(そうりゅうろう)」、左奥(北西)には「白虎楼(びゃっころう)」があります。
どれも雅な雰囲気です。平安神宮は実は歴史は浅い神社ですが、平安貴族の気分を味わうには良い場所です。
左奥(北西)の白虎楼の奥に神苑の入口があります。
神苑は先ほどの雅な雰囲気と異なり、自然が溢れる庭園です。
順番に「南神苑」「西神苑」「中神苑」「東神苑」と続き、どれも池を中心とした庭園です。
水辺の美しい景色や季節に応じた花々、木々を楽しめます。
神苑内にも趣きのある「尚美館(しょうびかん)(貴賓館)」「泰平閣(たいへいかく)(橋殿)」
などの建物があり、水辺の風景と良くあい絵になります。
平安神宮は京都屈指の桜の名所です。
境内(ここでは神苑に入る前の大極殿や神楽殿などをいいます)の桜と、神苑の桜が楽しめます。
境内では、神楽殿付近の美しいソメイヨシノや、大極殿横の屋根に垂れ下がるしだれ桜などが見られます。
なお、神楽殿付近のソメイヨシノは結婚式の記念写真と一緒に撮っていることが多いです。
神苑の桜は主に紅しだれ桜です。京都のソメイヨシノが終わるくらいから見ごろに入ります。
水辺の華やかなしだれ桜や、水面に桜が映ったピンクの水鏡なども見られます。
人は多いですが、境内も神苑も京都の桜の名所として是非ともお勧めの場所です。
桜が終わると神苑では続いて杜若や睡蓮の季節になります。
水辺に薄紫や白の杜若が華やかに咲きそろいます。
中でも折り紙の折鶴のように見える「折鶴」という珍しい品種の杜若もあります。
また、同時期には白やピンク、黄色の睡蓮も楽しめます。
神苑では杜若が終わると花菖蒲の季節がやってきます。
花菖蒲は杜若より花びらが一回り大きいです。
色も青や紫など濃い色のものが多いです。水辺の美しい情景を楽しめます。
京都はイメージほど雪が降りませんし、積もりません。
京都で雪景色が見られればかなりラッキーです。
京都で雪が降った時に見て欲しい、行って欲しい場所として平安神宮が挙げられます。
雅な雰囲気の応天門や大極殿、青龍楼や白虎楼が神聖な雰囲気を見せてくれます。
神苑の雪景色も絶品です。水辺の真っ白な静寂の銀世界を楽しめます。
また、水に映る雪景色や空などの美しい水鏡を見られるかも知れません。
京都三大祭の時代祭は平安神宮のお祭です。
⇒時代祭の説明・見所・アクセスなど
住所:606-8341 京都市左京区岡崎西天王町
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
≪境内≫
拝観時間 ⇒ 6:00~18:00(時期により異なるため、事前確認要)
拝観料 ⇒ 無料
≪神苑≫
拝観時間 ⇒ 8:30~17:30(時期により異なるため、事前確認要)
拝観料 ⇒ 600円(一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)