大法院(だいほういん)
目次
大法院(だいほういん)の説明
妙心寺の塔頭寺院。
臨済宗妙心寺派。
開祖は淡道宗廉(たんどうそうれん)。
真田信之(真田幸村の兄)の菩提寺。
寛文二年(1662年)、松代藩主であった真田信之の孫・長姫が信之の遺命にて、
菩提寺として創建したと伝えられる。
長姫は妙心寺東海派玉浦下の絶江紹提に参禅しており、その法嗣である淡道宗廉を開祖とした。
院号は真田信之の法名「大法院殿徹岩一洞大居士」に因む。
松代藩主、真田家から毎年五十石が施入され、藩寺として外護された塔頭でもある。
松代藩、八大藩主である真田幸貫の儒臣であったのが佐久間象山であり、攘夷派に暗殺された象山の墓が当院にある。
庭園は「露地庭園」と言い、客殿を囲むようにして広がる。
「露地」とは茶室に付随する庭のこと。
仏教でいうところの「清浄世界」を表しており、
幽玄の趣を醸しだす演出となっている。
(「妙心寺 大法院 且坐喫茶(しゃざきっさ)しおり」より参照)
大法院の特徴・見所
大法院の見所は露地庭園や坪庭、参道、そしてお茶室などです。
とにかく風情、わびさびと言う言葉がぴったりの京都っぽいお寺です。
参道は両脇が苔に覆われた石畳になっています。
苔のみならずもみじやドウダンツツジなどもあり、緑や自然豊かな参道です。
玄関に入ると落ち着いた坪庭があります。
井戸と岩が配された情緒溢れる独特の坪庭です。
露地庭園は客殿を囲むように広がり、苔やもみじの美しい庭園です。
燈籠や飛び石が配され、風情ある落ち着いた庭園、心休まる庭園です。
また、客殿縁側から眺めるか客殿奥から眺めるかで見え方、趣も異なってきます。
露地庭園はじめ春から夏にかけては新緑、青もみじが楽しめ、秋は紅葉の名所となります。
以前は穴場のお寺でしたが、近年知名度が上り、人が増えてきました。
特に紅葉シーズは少し混むことがあります。
普段は非公開ですが、例年春と秋に特別公開が行われます。
大法院の紅葉
大法院は紅葉の名所です。
参道では赤くそまったドウダンツツジも見られます。
露地庭園では、真っ赤な鮮やかな紅葉から風情ある散りもみじまで楽しめます。
書院奥から眺めると額縁の見事なもみじの風景も見られます。
大法院は妙心寺の塔頭寺院
⇒妙心寺の説明・見所・アクセスなど
大法院は妙心寺の塔頭寺院です。
他の代表的な妙心寺の塔頭寺院です。
- 退蔵院(たいぞういん)
- 大心院(だいしんいん)
- 東海庵(とうかいあん)
- 桂春院(けいしゅんいん)
- 東林院(とうりんいん)
- 慈雲院(じうんいん)
- 玉鳳院(ぎょくほういん)
- 春光院(しゅんこういん)
- 霊雲院(れいうんいん)
大法院はこんな方におすすめ
- 風情ある庭園が好きな方
- 苔が好きな方
- お茶が好きな方
- わびさびを感じたい方
- 落ち着いた雰囲気が好きな方
- ゆっくりお茶を飲みながら座ってお庭を眺めたい方
- 京都には何回も来ており、新しい場所へ行きたい方
- 妙心寺へやって来た方
大法院へのアクセス・拝観時間
住所:〒616-8023 京都府京都市右京区花園大藪町20
- 京福電気鉄道(嵐電)「妙心寺」駅から徒歩8分
- JR嵯峨野線(山陰本線)「花園」駅から徒歩8分
- 京都市バス10号(出発場所から探す) ⇒ 「妙心寺北門前」下車 ⇒ 徒歩5分
- 京都市バス26号(出発場所から探す) ⇒ 「妙心寺北門前」下車 ⇒ 徒歩5分
- 京都市バス91号(出発場所から探す) ⇒ 「妙心寺前」下車 ⇒ 徒歩3分
- 京都市バス93号(出発場所から探す) ⇒ 「妙心寺前」下車 ⇒ 徒歩3分
- JRバス(高雄・京北線)(出発場所から探す) ⇒ 「妙心寺北門」下車 ⇒ 徒歩5分
- 京都市バス「妙心寺北門前」に停車する系統(目的地から探す)
- 京都市バス「妙心寺前」に停車する系統(目的地から探す)
- 京都バス「妙心寺前」に停車する系統(目的地から探す)
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 通常非公開(例年、春と秋に特別公開有り。事前確認要。)
拝観料 ⇒ 通常非公開(例年、春と秋に特別公開有り。事前確認要。)
大法院付近の観光名所
- 仁和寺(1.4km ⇒ 徒歩19分)
- 龍安寺(2.2km ⇒ 徒歩30分)
- 等持院(1.8km ⇒ 徒歩24分)
- 平野神社(2.6km ⇒ 徒歩33分)
- 北野天満宮(2.6km ⇒ 徒歩33分)
- 大将軍八神社(2.1km ⇒ 徒歩26分)
- 法金剛院(750m ⇒ 徒歩10分)
- 東映太秦映画村(1.6km ⇒ 徒歩21分)
- 法輪寺(達磨寺)(1.5m ⇒ 徒歩19分)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
大法院を検索
- 『大法院』を Google 検索
- 大法院の公式サイトは無いようです。(2016年8月現在)
(※まだまだ作成、編集中です。)