達磨寺(だるまでら)(法輪寺:ほうりんじ)

達磨寺(だるまでら)(法輪寺)の説明

臨済宗妙心寺派。
本尊は釈迦如来。等身の寝釈迦木像も奉安する。
通称は「達磨寺(だるまでら)」。

享保十三年(1718年)大愚宗築禅師を開山とし、荒木光品宗禎居士が開基となり、
万海(萬海)慈源和尚が創建した。

爾来、春秋二百六十年、三度の天災地変に遭い、寺運もまた盛衰があった。
しかし、近代にいたり、昭和八年第十代伊山和尚を迎えるや、檀信徒の帰崇を一身に集め大書院の建立がなった。
和尚はつとに起き上がり達磨禅を鼓吹して、得意の文筆と長広舌とによって、
起き上がり子法師をもって禅の大衆化、生活化をはかった。

戦後、起き上がり達磨堂を建て、達磨節分会をはじめ、少林寺拳法道場を開いた。
かくして、達磨寺(だるま寺)(法輪寺)の名は洛陽に高く、日本中に普及してきた。

法輪寺は市街地にありながら、五千平方メートルの境内に創建当初の姿を残す本堂を中心に諸堂の甍がそびえている。

三国最初随一の起き上がり達磨堂、朱塗に輝く衆聖堂、
活眼達磨型煉瓦が天にそびえる大本堂、拳法道場などの建物がある。
また、キネマ殿には約四百人の日本の映画関係者が祀られている。

毎年二月の節分には数万人の参詣者でにぎわい、一山ごとく達磨で埋まる。
諸願成就、厄除開運、疾病速消の縁起達磨が授与されているのは同寺のみである。

(「臨濟宗妙心寺派 法輪寺 しおり」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

達磨寺(法輪寺)の特徴・見所

だるま寺(法輪寺)の境内にはいくつかのだるま像があり、
達磨堂にはたくさんの多種多様なだるまさんが奉納されています。
また、衆聖堂の天井にはだるまの絵(「達磨天井画」)が描かれ、だるまさんも祀られています。
さらに「達磨おみくじ」もあります。
大きなだるまさんから小さなだるまさん、いろんな形や色のだるまさんなど、
とにかく境内にはだるまさんがいっぱいいるお寺です。
その数は8000体以上あるとも言われます。

しかし、だるま寺はだるまさんだけではなく、見事な本堂前庭園(方丈庭園)があります。
苔に覆われた枯山水庭園であり、岩や木々、植物などが植えられています。
もみじも多く、季節に応じて新緑や青もみじ、紅葉が楽しめます。

また、映画関係者を祀るキネマ殿などもあります。

達磨寺(法輪寺)の新緑・青もみじ・苔

だるま寺には美しい本堂前庭園(方丈庭園)があり、
春から夏にかけては鮮やかな新緑や深い青もみじが見られます。
鐘楼付近にももみじが植えられており、綺麗な緑を楽しめます。
また、夏の終わりから初秋にかけては芒や芙蓉の花も見られます。

達磨寺(法輪寺)の紅葉

だるま寺は京都の紅葉の隠れた名所です。
本堂前庭園(方丈庭園)や鐘楼付近、境内のだるま像付近などで美しい紅葉が楽しめます。
特に方丈庭園では緑の苔や力強い岩の上に広がる鮮やかな紅葉が見られます。
散り紅葉も綺麗であり、方丈庭園やだるま像付近では
緑と赤のコントラストや風情ある秋の彩りを楽しめます。

しかし、だるま寺の紅葉は知名度があまり高くなく、秋の紅葉シーズンでも人はあまりいません。
京都の紅葉の穴場と言って良いでしょう。

達磨寺(法輪寺)はこんな方におすすめ

  • だるまさんが好きな方
  • 枯山水庭園が好きな方
  • 苔が好きな方
  • 映画が好きな方
  • 達磨おみくじを引きたい方
  • 京都の変わったお寺へ行きたい方
  • 紅葉の穴場へ行きたい方(秋)
  • 京都には何度か来ており、新しい場所へ行きたい方

達磨寺(法輪寺)へのアクセス・拝観時間

住所:〒602-8366 京都府京都市上京区下立売通天神道西入行衛町457

※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。 
 時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 9:00~16:00
拝観料  ⇒ 境内自由/本堂・衆聖堂・庭園など ⇒ 300円(大人一般)

達磨寺(法輪寺)付近の観光名所

※他の名所へはどこも距離がある為、バスやタクシー、電車の移動が良い場合もあります。
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

達磨寺(法輪寺)を検索

(※まだまだ作成、編集中です。)

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