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京都府の南東側に位置する相楽郡にある町であり、和束川沿いに市街地が形成されている。
鎌倉時代より続く高級煎茶の産地であり、全国的にも茶や茶畑が有名な町である。
海住山寺の高僧である慈心上人が、鎌倉時代に鷲峰山の山麓(原山地区)に茶の苗を植えたのが始まりとされる。
和束町は従来より茶の栽培に適した土地とされている。
山間の地形と町を流れる和束川や、昼夜の寒暖差などにより朝霧が発生しやすく、
旨味と香り高い煎茶が育つとされている。
町中や山の斜面に広がる茶畑と代々受け継がれてきたその生業の景観は、全国的にも珍しいものである。
2008年1月24日には「宇治茶の郷 和束の茶畑」が京都府景観資産登録地区の第1号に認定された。
また、2013年10月4日には「茶源郷としての茶畑と瓦屋根の集落景観」および
「鎌倉時代から継承する茶文化」が評価され、和束町として「日本で最も美しい村連合」にも加盟している。
和束で生産される大部分の茶は、「宇治茶」として口にされるため、和束の名は一般には広く知られていない。
しかし茶の生産量は京都府内でもっとも多く、煎茶についてはその5割近くを占める。
近年は抹茶の需要が高まり、加工用抹茶、碾茶の生産量が増加しており、全国的にも高い生産量を誇っている。
和束町の魅力は何といっても緑の美しいお茶畑です。
初めて和束町のお茶畑を見る人はその凄さ、美しさ、可憐さに驚かれると思います。
お茶(お茶畑)とはこんなに綺麗だったのかと衝撃を受けます。
お茶畑は町中のいたるところにあります。
1カ所に集中してお茶畑があるわけではなく、町中にあります。
普通の民家のお庭にもお茶畑があります。隙があればお茶畑があります。
和束町へ行った際は、時間をかけてたくさん歩き、いろいろ散策するのが良いと思います。
ただそうは言っても時間には限りがありますし歩き疲れもします。
そこで和束町のお茶畑のポイントを敢えて絞れば、
町の西にある「石寺」地区のお茶畑と、町の東にある「原山」地区のお茶畑です。
そしてこの2カ所の間に「安積親王陵墓(あさかしんのうりょうぼ)」があります。
石寺と原山の2カ所は結構距離がある為、歩くにはかなり遠いです。
時間がなければどちらかに絞るか、時間がある程度あってもバス移動などが言いと思います。
本来は全て歩いて散策するのが望ましいですが、敢えて絞れば上の3カ所がスポットだと思います。
お茶畑は4月下旬から7月ころまで順次黒や銀のシートで覆われます。
これはお茶の生育のため、こ直射日光を避けるための対策です。
この風景もお茶畑の風景ではありますが、
シートで覆われていないお茶畑を見たい方はこの時期は避けた方がいいかもしれません。
石寺地区には和束町を代表する有名なお茶畑があります。
一面に広がるお茶畑、波打つお茶畑、お茶畑の緑の絨毯など圧巻の情景を楽しめます。
民家の庭など含めいたるところにお茶畑があり、緑の美しい光景を見られます。
和束町 石寺のお茶畑は、奈良交通和束木津線バス「和束高橋」バス停が最寄です。
安積親王(あさかしんのう・あさかのみこ)は聖武天皇の第二皇子であり、727年に17歳の若さで死去。
恭仁京の東北にある和束の地を陵墓として葬られました。
安積親王が眠る安積親王陵墓(あさかしんのうりょうぼ)は、「太鼓(たいこ)山古墳」「太鼓山」とも呼ばれます。
周りをお茶畑に囲まれて、綺麗な茶畑の山の景色が楽しめます。
また、周辺の白栖(しらす)地区や釜塚(かまつか)地区の茶畑も眺められます。
和束町 安積親王陵墓は、奈良交通和束木津線バス「和束山の家」バス停が最寄です。
原山地区は鎌倉時代に和束町では最初にお茶が植えられたとされています。
鷲峰山(じゅうぶさん)という山の斜面にお茶畑が広がっています。
天気の良い日には山の中腹からは長閑で美しい町も見渡せます。
有名な円形の幻想的なお茶畑などもあります。
ちなみに円形の茶畑は非常に見つけにくいです。
おおよそ山に向かって登っていき、右側にあります。
和束町 原山のお茶畑は、奈良交通和束木津線バス「原山」バス停が最寄です。
和束町はお茶畑の名所であるとともに春は桜の名所でもあります。
あまり知られていませんがお茶畑と一緒に華やかな桜も楽しめます。
祝橋の豪快に咲き誇る桜並木、圧巻の桜のトンネル、
お茶畑を背景とした華やかな桜、緑の茶畑と白やピンクの桜とのコラボなどが楽しめます。
住所:京都府相楽郡
(JR加茂駅からのバスの乗車時間は11分)
(加茂駅からのバスの乗車時間は18分)
(※白栖地区にありますが、「白栖口」バス停が最寄ではないので注意しましょう。)
(加茂駅からのバスの乗車時間は25分)
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
※距離はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)