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祭神は三条実万(さんじょうさねつむ)・実美(さねとみ)父子。
明治十八年(1885年)に三条家の邸宅跡の東に創建された。
祭神の三条実万・実美父子は明治維新の功労者。
三条実万は、当時「今天神」と人々から尊称され、才色兼備の方であったと伝えられる。
光格・仁孝・孝明三天皇に仕え、皇室の中興に尽くし、王政復古の大義を唱えて、明治維新の原動力となった。
安政の大獄の折、幕府より圧迫を受けて、一乗寺村に幽居の後、五十八歳で逝去。
明治二年にその功績を受けて、天皇より「忠成公」の諡を賜り、
同十八年十月旧邸の地名にちなみ、梨木神社として創祀せられるに至った。
実美公は、父実万公の遺志を継ぎ、朝威回復・攘夷決行の急進派少壮公卿の中心人物として活躍。
しかし、文久三年八月十八日の政変で頓挫し、同志の公卿と共に長州西国に赴かれ、
艱難辛苦(かんなんしんく)を経て維新の大業を達成せられた。
そして明治新政府では、右大臣・太政大臣・内大臣等を歴任された明治の元勲である。
実美公は明治二年東京への遷都の際、御所廃止の論が起こるも、これに極力反対された。
今日なお栄えて在る京都の大恩人であるとされる。
のち大正四年、大正天皇即位ご大典の折、合祀せられた。
境内には京都三名水(醒ヶ井・染井・県井)として知られる「染井(そめのい)」の井戸がある。
現存する唯一の京都三名水であり、この水を使った茶会が開かれている。
萩の名所としても知られ、「萩の宮」とも呼ばれる。
境内には数百株の萩が植えられている。
(「境内立て札」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
梨木神社の見所は自然豊かな境内と建造物です。
神門、拝殿、本殿に至るまでの長い参道は萩やもみじにつつまれています。
そして拝殿、本殿周辺にも緑や自然が豊富であり、四季折々深い情景を見せてくれます。
シンプルですが美しい拝殿、少し丸い形をした屋根のユニークな中門、
その奥に佇む本殿など建造物も見ごたえがあります。
萩の花が見ごろをむかえる9月下旬に行われる萩まつりも有名です。
また、京都三名水のひとつ「染井の水」でも知られます。
梨木神社は参道や本殿、拝殿周辺に多くのもみじやカエデが植えられており、
春から夏にかけては鮮やかな新緑や深い青もみじが見られます。
また、萩の緑も美しく、上は青もみじ、下は萩の緑につつまれ、緑の空間を楽しめます。
梨木神社は京都洛中の隠れた紅葉の名所です。
秋にはもみじの紅葉と萩の紅葉が見られ、風情ある彩りが楽しめます。
萩まつりは梨木神社の例祭です。
毎年9月第3または第4日曜日前後に行われます。
梨木神社は京都の萩の名所です。
例年、夏の終わりから初秋の9月下旬くらいに境内は華やかな萩の花につつまれます。
住所:〒602-0844 京都府京都市上京区寺町通広小路上る染殿町680
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 6:00~17:00
拝観料 ⇒ 境内自由
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)