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圓浄宗(えんじょうしゅう)の大本山。
正しくは廬山天台講時。
本尊は阿弥陀如来。
前身は天慶年間(938~47年)に良源(りょうげん)が北山に創建した与願金剛院(よがんこんごういん)。
応仁の乱後も再々の火災で焼失したが、その後に再建され、天正年間(1573~92年)に現地へ移った。
当地は紫式部の邸宅跡とされ、源氏の庭には「紫式部邸宅址」の石碑が立つ。
紫式部は曽祖父の中納言藤原兼輔が建てた「旧い家」で一生の大部分を過ごしたといわれ、
この邸宅で藤原宣孝との結婚生活を送り、一人娘の賢子(かたこ・大弐三位)を育て、源氏物語を執筆したとされる。
現在の本堂は、宝永五年(1708年)、天明八年(1788年)相次いでの焼失後、
寛政六年(1794年)に光格天皇が仙洞御所の一部を移築し、女院、閑院宮家の御下賜でもって改装された。
明治維新までは御黒戸四箇院と云って、宮中の仏事の司る寺院が四ヶ寺(廬山寺、二尊院、般舟院、遺迎院)あり、
その中の一つであった。
明治五年九月、太政官布告を以って総本山延暦寺に附属する。
昭和二十三年(1948年)圓浄宗としての元の四宗兼学(円、密、戒、浄)の道場となり、今日に至る。
二月三日の節分会は「鬼の法楽」の名で知られ、鬼に豆を撒いて悪疫退散を祈願する。
良源が修行中に邪魔をしてきた鬼を退散させたという故事に由来する。
(「源氏物語執筆地 紫式部邸宅址 大本山廬山寺 しおり」および
「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
廬山寺は京都御苑の直ぐ近くにあるお寺です。
紫式部の邸宅跡とされ、源氏物語もこの地で書いたと言われています。
源氏物語や紫式部が好きな方は是非ともお勧めのお寺です。
境内は大きいとは言えませんが、源氏庭など見所も多いお寺です。
白砂に苔の美しく、かつ落ち着いた庭園です。
初夏には桔梗が咲きそろい、京都桔梗の名所となっています。
秋には美しい紅葉も楽しめます。
桔梗の時期は少し人が増えますが、それ以外の時期は空いています。
秋の紅葉シーズでも空いています。
廬山寺は桔梗で知られます。
初夏には源氏庭と名付けられた白砂と苔の庭園に紫や白の桔梗の花が咲きそろいます。
京都でも数少ない桔梗の名所です。
またこの時期の源氏庭は緑の苔や鮮やかな青もみじも美しく、桔梗と一緒に楽しめます。
廬山寺は京都の紅葉の隠れた名所です。
秋には源氏庭や中庭、源氏庭裏の参道などで見事な紅葉が見られます。
白砂と苔に鮮やかな紅葉が映え非常に美しいです。
また、源氏庭とは反対側の中庭でももみじが楽しめ、散り紅葉なども綺麗です。
しかし、秋の紅葉シーズンでも人はあまりいません。
京都の紅葉の穴場と言って良いでしょう。
住所:〒602-0852 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~16:00
拝観料 ⇒ 500円(大人一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)