カテゴリー:京都市左京区, 曼殊院(曼殊院門跡)
目次
本尊は阿弥陀如来。
天台宗五箇室門跡の一つ。
延暦年間(782~806年)に最澄が比叡山に一堂を建立したことに始まる。
そのあとを円仁が継いだ後、各所に移建されたが、明暦二年(1656年)良尚法親王の時に現在地へ移転した。
竹内(たけのうち)門跡とも言われ、文明年間(1469~87年)に
慈運(伏見宮貞常法親王の子)が入寺して以後、門跡寺院となった。
桂離宮を作った八条宮智仁(としひと)親王の子である良尚法親王によって作られた
茶室が八窓軒(はっそうけん)で、三畳台目の席。
古田織部や小堀遠州の好みを取り入れ、貴族趣味を加味したもので、多数の窓による光の演出が見事である。
書院前の枯山水庭園にある鶴島の松は樹齢四百年と伝えられえ、根元に曼殊院型石燈籠が据えられている。
小書院の縁先に置かれた手水鉢は「梟(ふくろう)の手水鉢」と呼ばれる。
書院庭園は国の名勝に指定されている。
国宝として「黄不動」の通称で知られる「不動明王像」がある。
(「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
曼殊院の見所は名勝指定の枯山水庭園や書院や勅使門などの建造物、
そしてもみじやツツジなどの木々や花々などの自然です。
書院前の庭園は白砂に苔や岩、つつじなどが配され、
さらに樹齢400年と言われる松が植えられています。
奥はもみじや緑で覆われており、非常に上品で美しい庭園です。
大書院から小書院へと流れるようなつくりであり、見る場所、角度によって趣きも異なります。
春には真っ赤なキリシマツツジが咲き、春から夏にかけては新緑、青もみじが楽しめます。
そして秋には紅葉の名所となります。
曼殊院では、品のある書院や風格ある勅使門など建造物も見ごたえがあります。
また、勅使門付近では苔が美しく、勅使門から続く築地塀沿いでは見事なもみじも見られます。
曼殊院の西側の弁天池の弁天島には、鎮守社である曼殊院天満宮が鎮座します。
この曼殊院天満宮付近も緑や自然が多く、季節に応じて四季を楽しめます。
曼殊院の書院前の枯山水庭園では、春には真っ赤なきりしまつつじが咲きます。
白砂と真っ赤なツツジのコントラストが楽しめます。
また、枯山水庭園以外にも境内には多種のツツジがあり、春を華やかに彩ります。
曼殊院には多くのもみじがあり、自然で溢れています。
春から夏にかけては鮮やかな新緑や風情ある青もみじを楽しめます。
曼殊院は京都洛北の紅葉の名所です。
勅使門前や書院前の枯山水庭園で鮮やかな紅葉が見られます。
また、曼殊院天満宮の鎮座する弁天島でも色とりどりの紅葉が楽しめます。
ただし、秋の紅葉のシーズンはかなり混みます。
曼殊院西側には曼殊院の鎮守社でもある曼殊院天満宮があります。
天満宮は曼殊院内で一番古い建物であり、菅原道真を祀っています。
曼殊院天満宮のある弁天島では、もみじをはじめとする緑や自然が豊かであり、
季節に応じて四季を楽しむことができます。
曼殊院は天台宗五門跡寺院(京都五箇室門跡)の一つです。
住所:〒606-8134 京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~17:00
拝観料 ⇒ 600円(大人一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)