毘沙門堂(びしゃもんどう)(毘沙門堂門跡)


毘沙門堂(びしゃもんどう)の説明

山号は護法山(ごほうざん)。
正しくは出雲寺(いずもじ)。
本尊は毘沙門天。

鎌倉時代初期に平親範(たいらのちかのり)が平家ゆかりの平等寺と尊重寺・護法寺を合併して復興した。
平等寺は太秦に、尊重寺は五辻に、護法寺は伏見にとそれぞれ造営されていた。
寛文五年(1665年)の江戸時代に入ってからの復興の際に、
出雲寺から伝えられていた毘沙門天像を本尊としたことから、毘沙門堂と称されるようになった。

本尊の毘沙門天は、天台宗の宗祖で比叡山を開いた伝教大師の自作であり、
延暦寺根本中堂の本尊薬師如来の余材をもって刻まれたと伝えられる。
商売繁盛・家内安全にご利益があり、一月初寅参りには福笹が授与され善男善女で賑わう。

後西天皇の皇子公弁親王が入寺して以来、門跡寺院となった。
現在は天台宗五箇室門跡の一つである。

仁王門は寛文五年(1665年)にこの地に再興された当時の建立。
急峻な石段の上にある本堂への表門にあたり、阿吽の二天像が護る。

勅使門は後西天皇より拝領した檜皮葺きの総門。
かつては陛下の行幸かその代参、現在は当門跡門主の晋山式以外は開門されない開かずの門。

本堂は、梁行六間桁行五間、単層入母屋づくり。
寛文五年(1665年)当山中興第二世の公海大僧正が、その師の天海大僧正の遺志を受け継いで復興されている。

宸殿は御所にあった後西天皇の旧殿をその第六皇子一品公弁親王が拝領し、元禄六年(1693年)に移築した建物。

高台弁材天は太閤秀吉公の大政所高台尼公が大阪城内に祀っていたものを、庶民福楽を願って当時に移した。
またの名を不老弁材天といい、多くの人に信仰されている。

晩翠園(ばんすいえん)は谷川の水を引き、滝を造った江戸初期の回遊式庭園。
「心字」の裏文字をかたどった池に、亀石、千鳥石、座禅石などが配置された名園。

(「洛東山科 毘沙門堂門跡 BISHAMONDO TEMPLE しおり」および
 「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

毘沙門堂の特徴・見所

毘沙門堂の見所は本堂や宸殿、勅使門などの建造物や
緑や自然の豊かな境内、池泉式の晩翠園(ばんすいえ)などの庭園です。

本堂やその前の仁王門は朱色をしており、目を引く色合いとなっています。
その他、高台弁才天や観音堂、宸殿など見所が多いです。

宸殿前には大きなしだれ桜があり、春には見事な姿を見せてくれます。

勅使門前の石段や高台弁才天前、晩翠園にはもみじが多く、
春から夏にかけては新緑や青もみじが、秋には紅葉が楽しめます。
また、晩翠園には百日紅の木もあり、真夏にはピンクの花を咲かせます。

毘沙門堂の桜

毘沙門堂は京都山科の桜の名所です。
宸殿前には樹齢150年と言われる大きなしだれ桜があり、春には素晴らしい光景を見られます。
その他境内には多くのソメイヨシノがあり、たくさんの桜を楽しむことができます。

毘沙門堂の新緑・青もみじ

毘沙門堂は多くのもみじ、自然で溢れています。
勅使門前の石段や高台弁才天付近、晩翠園などでは春から夏にかけては
鮮やかな新緑や深い青もみじが楽しめます。

また、晩翠園には百日紅(サルスベリ)の木もあり、真夏には青もみじと一緒にピンクの花も楽しめます。

毘沙門堂の紅葉

毘沙門堂は京都山科の紅葉の名所です。
仁王門前、勅使門前の石段、本堂横、高台弁才天、晩翠園など多くのスポットがあります。
勅使門前の石段では散りもみじの赤い絨毯が見られます。
高台弁才天や晩翠園では水辺の鮮やかな紅葉、風情ある紅葉が楽しめます。
また、高台弁才天付近ではドウダンツツジの紅葉も見られます。
晩翠園では色とりどりの紅葉と緑のコントラストも楽しめます。
例年、秋の紅葉のシーズンにはライトアップも行われます。

毘沙門堂は京都山科のお勧めの紅葉名所です。
ただし、秋の紅葉のシーズンは少し混みます。

双林院(山科聖天)

毘沙門堂の塔頭寺院として、双林院(そうりんいん)(山科聖天)がある。

≪双林院の説明≫
天台宗の寺院。
山号は護法山。
本尊は大聖歓喜天。
通称は山科聖天(やましなしょうてん)。
毘沙門堂門跡の山内塔頭寺院。

寛文五年(1665年)に公海大僧正によって毘沙門堂とともに再建された。

大聖歓喜天は、十一面観音と大日如来の化身の姿とされる。
頭は象で首から下は人間の姿であるとされ、二体が向き合って抱擁されている。
そのため「男女合体神」「陰陽和合」とされる。
大聖歓喜天は、秘仏であり厨子に納められている。

双林院には、他に武田信玄や多くの信徒や寺院から奉納された聖天像を七十数体合祀されている。
正面には不動堂がある。この不動堂は堂内で大護摩が焚けるよう設計された特別な構造をした建築物。
不動堂の奥には「不動の滝」があり、滝の右には石造りの「お滝不動」が祀られている。
願いのかなう霊験あらたかな「山科の聖天さん」として広く信仰されている。

天台宗五門跡寺院(京都五箇室門跡)

毘沙門堂は天台宗五門跡寺院(京都五箇室門跡)の一つです。

毘沙門堂はこんな方におすすめ

  • 自然や緑の豊かなお寺へ行きたい方
  • 寝殿造の建造物を見たい方
  • 池泉式庭園が好きな方
  • 水辺の景色が好きな方
  • 長い石段や参道が好きな方
  • 朱色の建造物を見たい方
  • 大きなしだれ桜を見たい方(春)

毘沙門堂へのアクセス・拝観時間

住所:〒607-8003 京都府京都市山科区安朱稲荷山町18

  • 地下鉄東西線「山科」駅から徒歩20分
  • 京阪京津線「京阪山科」駅から徒歩20分
  • JR東海道本線「山科」駅から徒歩20分
  • 京阪バス ⇒ 「山科駅」下車 ⇒ 徒歩20分

※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。 
 時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 8:30~17:00(※冬季 ⇒ 8:30~16:30)
拝観料  ⇒ 500円(大人一般)

毘沙門堂付近の観光名所

※他の名所とは距離がある為、電車やバス、タクシーの移動が良いと思います。
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

毘沙門堂の公式ホームページ

(※まだまだ作成、編集中です。)


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