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山号は六六山。
正しくは、詩仙堂丈山寺(じょうざんじ)という。
本尊は馬郎婦観音(めろうふかんのん)。
曹洞宗の寺院となったのは昭和四十一年(1966年)。
もとは徳川家康の側近であった石川丈山(いしかわじょうざん)が寛永十八年(1641年)に
隠居所として建てた草庵であった。
石川丈山は三十六人の中国の詩人を選び、その肖像を狩野探幽・尚信に描かせ、
自らも各詩人の詩を墨書した額を凹凸窠(おうとつか)の詩仙堂(詩仙の間)に掲げた。
これが寺名の由来となる。
現在詩仙堂と呼ばれているのは正しくは凹凸窠であり、詩仙堂はその一室である。
凹凸窠は、詩仙の間・至楽巣(しらくそう)(猟芸巣(りょうげいいそう))・
躍淵軒(やくえんけん)・嘯月楼(しょうげつろう)からなる。
なお、凹凸窠とは、でこぼこした土地に建てた住居という意である。
庭園は丈山好みの唐様(からよう)庭園とし、堂の東南に滝(洗蒙瀑(せんもうばく))を構える。
また、添水(そうず)「山田の僧都」は獅子おどしともいわれ、丈山が猪などをおどすために考案したと伝えられる。
(「詩仙堂 丈山寺 しおり」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
詩仙堂の見所は和の心を感じられる庭園と落ち着いた感じの建造物である。
庭園は緑や自然であふれ、春にはサツキ、初夏には花菖蒲、秋には紅葉の名所となる。
また、庭園には二つの面があり、詩仙の間はじめ凹凸窠(おうとつか)から眺める庭園と、
庭園に下りてから眺める庭園は全く違った雰囲気を見せてくれます。
建物内から眺める庭園は、背景の緑と白砂のコントラストが非常に美しいです。
風情、情緒溢れる庭園であり、わびさびを感じられます。
庭園に下りると雰囲気が変わり、獅子おどしの音を聞きながら自然につつまれた庭園を楽しめます。
下りてみると庭園が想像以上に広いのに気がつきます。
詩仙の間・至楽巣(しらくそう)・嘯月楼(しょうげつろう)などの建物も見所であり、
落ち着いた古風な雰囲気を感じられます。
また、建物も中から見るか、外から見るかで違った趣を感じられます。
詩仙堂は京都洛北の中でも特に京都っぽいお勧めのお寺です。
詩仙堂は京都のサツキの名所です。
緑と白砂とピンクの見事なコントラストを楽しめます。
また、詩仙の間や至楽巣の建物内から眺めるサツキと、庭園に下りてから眺めるサツキは趣が異なります。
天気の良い日も曇りや雨の日も両方とも美しいサツキ、庭園を見られます。
詩仙堂は京都屈指の紅葉名所です。
詩仙の間や至楽巣の建物内から眺める紅葉と、庭園に下りてから眺める紅葉など多様な紅葉を楽しめます。
建物内からは白砂、サツキの緑に赤い紅葉の見事なコントラストが見られます。
また、庭園に下りてからは庭園を囲む色とりどりの綺麗な紅葉を楽しめます。
詩仙堂の紅葉は天気が良すぎる日よりも、曇りや雨の日の方がお勧めです。
詩仙堂は京都で雪が積もった際にお勧めのお寺です。
風情、わびさび、情緒などがぴったりの雪景色が見られます。
住所:〒606-8154 京都府京都市左京区一乗寺門口町27番地
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~17:00
拝観料 ⇒ 500円(一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)