松尾大社(まつのおたいしゃ)

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松尾大社(まつのおたいしゃ)の説明

祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。

大宝元年(701年)秦忌寸都理(はたのいみきとり)が、
松尾山大杉谷の磐座(いわくら)の神霊を勧請して社殿を造営したとされる。
平安遷都後は賀茂社とともに王城鎮護の神となり、
「賀茂の厳神(げんしん)、松尾の猛霊(もうりょう)」と並び称された。
寛弘元年(1004年)に一条天皇の行幸以来、たびたび歴代天皇の行幸があった。

京都洛西の総氏神として、約十万戸の氏子の崇敬を集めるほか、
古来より開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として仰がれる。
特に醸造の祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢などの製造及び販売業者からは格別な崇敬を受けている。
古くから酒の神として信仰を集め、境内の霊泉の「亀の井」の水を醸造の時に混ぜると
酒が腐らないと伝えられる。

境内は、社殿の背後の松尾山を含む約十二万坪にも及ぶ。
松尾山は別雷山(わけいかづちのやま)とも称し、七谷に分かれている。
社務所の裏の渓流を御手洗川と称し、四時涸れることのない「霊亀の滝」がかかっている。
滝の近くに「亀の井」といる霊泉があり、酒造家はこの水を酒の元水として造り水に混和して用いる。
また、延命長寿、よみがえりの水としても有名である。
この渓谷の北にある谷が大杉谷といわれ、その頂上近くに巨大な岩石がある。
これが古代の磐座(いわくら)であり、社殿祭祀以前に当社の神を祀っていた所である。

本殿は、大宝元年秦忌寸都理(はたのいみきとり)が勅命を奉じて以来、
皇室や幕府の手で改築され、現在のものは応永四年(1397年)の建造である。
天文十一年(1542年)に大修理が行われている。
建坪三十五坪余、桁行三間、梁間四間の特殊な両流造りであり、「松尾造り」と称されている。
箱棟の棟端が唐破風形になっているのは、他に類例がなく、
柱や長押などの直線と屋根の曲線との調和、木部・桧皮の色と柱間の壁の白色とが交錯して醸しだす色彩の美しさ、
向拝の斗組などの優れた彫刻意匠は中世の特色を遺憾なく発揮している。
また、本殿につづく釣殿・中門・回廊は神庫・拝殿・楼門と共に江戸初期の建築といわれている。

神像館(宝物館)には極めて古い神像彫刻の作風を伝える重要文化財の男神・女神像が安置されている。
御神像二十一体が常時拝観でき、特に重要文化財に指定されている老年・壮年男神像、女神像は
平安時代初期の作であり、等身大一木造りの座像である。
また、摂末社に旧蔵されていた十八体も、御神像の変遷を知るうえで歴史的にも非常に貴重なものである。

松風苑の三つの庭園は、昭和の庭園学の第一人者重森三玲氏が心血を注いで造られてものであり、
明治以降における現代最高の芸術作品として知られる。
三庭に用いた二百余個の石は全て徳島県吉野川の青石(緑泥片岩)である。
昭和四十九年四月着工、五十年五月完成。

「上古の庭(磐座風)」は、松尾山中の神蹟に因んで作られたものであり、
二神を表徴する二巨岩を囲む岩石群の配置は森厳味溢れ、
地上一面に植えられた丹波笹は高山の趣きを表している。

「蓬莱の庭(鎌倉風)」は、昔、中国の人が、東海中に不老不死の島ありと考えたのが蓬莱の島である。
岩の間から噴出する水が鶴形の池に注ぐところ、多くの島が点在し、周囲を回遊しながら眺めると、
仙境に遊ぶ感じがするといわれている。

「曲水の庭(平安風)」は、当神社の最も栄えた平安期を表現するもので、
御手洗川の清水は七曲りして丘麓を洗い、丘上には青石が点在してこれを見下ろす
優雅にして可憐な姿である。

(「洛西総氏神 醸造祖神 松尾さん しおり」および
 「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

松尾大社の特徴・見所

松尾大社の見所は、建造物や庭園、川や花々などの自然です。

建造物としては、まずは本殿です。
回廊で横に長く続く珍しい構造、形をしています。
他では見ない構造であり、また彫刻や模様なども美しく見ごたえ十分です。
そして本殿の後ろには岩がむき出しの松尾山がそびえています。

松尾大社にはいくつかの庭園があり、それぞれが趣きが異なります。
岩をふんだんに用いた池泉式の庭園や枯山水の庭園が楽しめます。
また、本殿裏手には滝や小川があり、楼門付近にも一ノ井川が流れています。
そして一ノ井川付近では春にはオレンジのヤマブキの花も楽しめます。

松尾大社はお酒の神様として有名であり、大量の酒樽が見られます。
お正月にはたくさんの酒瓶なども奉納されており、その光景も圧巻です。

松尾大社の山吹(やまぶき)

松尾大社は山吹(ヤマブキ)の名所です。
春には一ノ井川周辺や楼門周辺で鮮やかなオレンジ色の山吹の花が楽しめます。

松尾大社の大絵馬

松尾大社では、例年お正月には拝殿に干支の大絵馬が飾られます。
結構愛らしいタッチの絵(絵馬)が多く、毎年人気の大絵馬です。

月読神社(つきよみじんじゃ)

松尾大社の代表的な境外摂社として月読神社があります。
月読神社の説明・見所・アクセスなど

松尾大社はこんな方におすすめ

  • お酒が好きな方
  • 酒蔵関係の仕事をしている方
  • 山が好きな方
  • 回廊で続く本殿を見たい方
  • 自然や川、緑などが好きな方
  • 酒樽や酒瓶を見たい方
  • 複数の庭園を見たい方
  • 池泉式庭園が好きな方
  • 枯山水庭園が好きな方
  • 亀や鯉が好きな方
  • 大絵馬を見たい方(お正月)

松尾大社へのアクセス・拝観時間

住所:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3

※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。 
 時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 5:00~18:00(※庭園 ⇒ 9:00~16:00)
拝観料  ⇒ 境内自由・無料(※庭園 ⇒ 500円)

松尾大社付近の観光名所

  • 梅宮大社(1.1km ⇒ 徒歩15分)
  • 鈴虫寺(1.0km ⇒ 徒歩14分)
  • 西芳寺(苔寺)(1.4km ⇒ 徒歩20分)
  • 竹の寺 地蔵院付(1.6km ⇒ 徒歩22分)
  • 嵐山公園 中之島地区(1.8km ⇒ 徒歩23分)
  • 嵐山公園 亀山地区(3.0km ⇒ 徒歩40分)
  • 渡月橋・桂川(1.9km ⇒ 徒歩24分)
  • 大悲閣 千光寺(3.1km ⇒ 徒歩45分)
  • 天龍寺(2.5km ⇒ 徒歩33分)

※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

松尾大社の公式ホームページ

(※まだまだ作成、編集中です。)

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