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臨済宗単立寺院。
山号は衣笠山。
本尊は地蔵菩薩。
竹の寺・谷の地蔵ともいう。
貞治六年(1367年)に管領の細川頼之が
宗鏡(そうきょう)禅師(碧潭周皎・へきたんしゅうこう)(夢窓疎石の弟子)に帰依し、
藤原家良の別荘跡地に創建した。
宗鏡禅師は、恩師の夢窓(むそう)国師を開山に請じて、自らは第二世となった。
以後、当寺は細川家の庇護を受け、次々と伽藍を建立し、
境内塔頭三院、末寺二十三寺を数える一大禅刹となったが、
応仁の乱により諸堂のほとんどが焼失してしまった。
その後、江戸時代の貞享三年(1686年)に、
第十四世古霊和尚によって寺観が整えられた。
現在の本堂(地蔵堂)は昭和十年(1935年)に再建したものであり、
堂内には本尊の延命安産地蔵菩薩のほか、夢窓国師、宗鏡禅師、細川頼之の木像を安置している。
また、方丈前には「十六羅漢の庭」と呼ばれる有名な枯山水庭園がある。
本堂南には細川石と呼ばれる細川頼之・宗鏡禅師の墓がある。
尚、一休禅師が幼少の頃修行された寺としても知られている。
(「京都市駒札(立て札)」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
地蔵院の見所は竹林やもみじ、苔などの自然や緑豊かな庭園などです。
総門から続く両脇が竹林に覆われた長い参道は、静けさや澄んだ空気が感じられます。
心が洗われるような雰囲気の境内です。
また、真っ直ぐに伸びる竹はどこまでも続いていきそうです。
本堂周辺にはもみじが多くあり、春から夏にかけては新緑や青もみじが楽しめます。
参道脇などに鮮やかな苔もあり、緑の空間を楽しめます。
方丈前には「十六羅漢の庭」と呼ばれる枯山水庭園があります。
多種多様な木々や植物、岩などが配され、小さな羅漢さんもいます。
地面は見事な苔で覆われており、美しい庭園であり、心休まる庭園でもあります。
地蔵院は緑や自然の豊かなお寺です。
竹だけではなく、もみじも多く、春から夏にかけては新緑や青もみじも見られます。
苔も美しく見事な緑の空間を楽しめます。
地蔵院の紅葉は独特の紅葉といえるかも知れません。
秋には緑の竹と黄色やオレンジの淡いもみじの情景が楽しめます。
境内全体が柔らかく優しい雰囲気につつまれ、清々しい空気を感じられます。
住所:〒615-8285 京都府京都市西京区山田北ノ町23
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~16:30
拝観料 ⇒ 500円(大人一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)