勝持寺(しょうじじ)

勝持寺(しょうじじ)の説明

山号は小塩山(おしおざん)。
院号は大原院。
本尊は薬師如来。
通称は「花の寺」。

寺伝によると白鳳八年に役行者(えんのぎょうじゃ)が創建し、
延暦十年(791年)に桓武天皇の勅を奉じて再建したと伝えられる。
承和五年(838年)仁明天皇の勅によって塔頭四十九院を建立されたが、
応仁の乱の兵火に遭い、仁王門を除き全て焼失した。
現在の建物は乱後に再建されたものである。

所蔵の細川幽斎(ほそかわゆうさい)筆の懐紙(かいし)は、
元亀二年(1571年)に催された連歌会(大原野千句連歌)で記されたものとされる。

歌僧の西行がこの寺で出家したと伝えられ、ゆかりの西行桜(現在は三代目)がある。
通称はこれに因むとされる。
なお、西行法師の歌に
「花見んとむれつつ人の くるのみぞ あたらさくらの とがにはありける」というものがある。

不動堂は弘法大師が平安の始め、眼病になやむ人達のために、
不動明王に病魔退散を祈願されたところ、霊験あらたかであった。
よって石不動明王を刻んで岩窟中に安置されたと伝えられる。
以来、諸病平癒の不動様として信仰されている。

瑠璃光殿には数々の文化財が所蔵されている。

薬師如来像(本尊)は、像高85.1cm、寄木造で全体に漆箔してあり、玉眼が入っている。
左手の薬壺から右手で薬を摘まみ取る珍しい姿をしている。

薬師如来像(胎内仏)は、本尊の胎内より発見された仏様である。
像高9.1cm、檀木を用いて全体に細微な刻技を施し、
光背には七仏薬師と十二神将を配して素地仕上げされている。

金剛力士像(仁王像)(鎌倉時代)は、当初、寺より500m山麓の仁王門に安置されていた。
像高3m、寄木造りで湛康・慶秀の作。

日光菩薩像は太陽、月光菩薩像は月を持たされており、
十二神将像は頭上に干支を載せられ薬師如来を各方面から取り巻く。
いずれも寄木造りで彩色が施されている。
また、いずれも鎌倉時代の作。

西行法師像(室町時代)は、像高55cm、寄木造りで漆塗りされている。

後醍醐天皇勅額は、延暦五年(927年)に小野道風が後醍醐天皇の勅により
「勝持寺」の額として納められたものである。
摂政大政大臣近衛家熙公の御添書がある。

歌枕「瀬和井の泉」と「冴野の沼」はともに境内にある。
謡曲「西行桜」および「小塩」は当山を主題としたものである。

(「花の寺 天台宗 勝持寺 しおり」および
「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

勝持寺の特徴・見所

勝持寺の見所は四季折々の自然や花々、そして建造物や文化財などです。

勝持寺は花の寺とも呼ばれ、境内には多種多様な木々、花々が植えられ、季節に応じて境内が彩られます。
春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉をはじめとして一年を通じて自然を楽しめます。

また、阿弥陀堂や不動堂などの伽藍も見ごたえがあります。
さらに、瑠璃光殿には仏像はじめ多数の重要文化財が納められ、見所の多いお寺です。

勝持寺の桜

勝持寺は桜の名所です。
境内には西行桜をはじめとして100本ほどの桜の木が植えられています。
不動堂前や桜ヶ丘、三春川付近など桜の見所が多いです。
春にはソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇り、境内を華やかにします。

勝持寺の紅葉

勝持寺は紅葉の名所です。
不動堂前はじめ、境内には多くのもみじ・カエデがあります。
秋には鮮やかな赤や色とりどりの紅葉に境内がつつまれます。

勝持寺はこんな方におすすめ

  • 花が好きな方
  • 自然につつまれたお寺へ行きたい方
  • 静かにのんびりと散策したい方
  • 都会の喧騒から離れたい方
  • 西行桜を見たい方(春)
  • 仏像などの文化財に興味のある方
  • 京都には何度も来ており、新しい場所へ行きたい方
  • 大原野神社や正法寺へやって来た方

勝持寺へのアクセス・拝観時間

住所:〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1194

※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 9:00~17:00(16:30に受付終了)(※毎年2月中は通常拝観休止)
拝観料  ⇒ 400円(大人一般)

勝持寺付近の観光名所

  • 大原野神社(500m ⇒ 徒歩7分)
  • 正法寺(700m ⇒ 徒歩10分)
  • 願徳寺(宝菩提院)(100m ⇒ 徒歩2分)
  • 金蔵寺(4.0km ⇒ 徒歩1時間)
  • 十輪寺(なりひら寺)(2.7km ⇒ 徒歩37分)
  • 善峯寺(4.5km ⇒ 徒歩1時間5分)
  • 光明寺(4.3km ⇒ 徒歩1時間)
  • 乙訓寺(5.1km ⇒ 徒歩1時間10分)

※大原野神社、正法寺、願徳寺以外は距離がある為、バスやタクシーの移動が良いと思います。
ただし、バス停までも少し距離があります。
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

勝持寺の公式ホームページ

(※まだまだ作成、編集中です。)

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