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京都府長岡京市に鎮座する神社(天満宮)。
祭神は菅原道真(すがわらのみちざね)。
長岡京市は、かつて山城国乙訓郡長岡と呼ばれていた。
延暦三年(784年)に桓武天皇が平城京から都を移し、長岡京を造営。
ただし、長岡宮を含む京域のほとんどは、現在の京都府向日市にあり、現在の長岡京の地とは異なる。
道真が大宰府に左遷される時にここに立ち寄り、
「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しんだと伝えられる。
当社は道真の没後、家臣たちが聖廟を建てたことに始まるとされる。
江戸時代の初めには、八条宮智仁(としひと)親王が社地を整備し、
社殿の東にある八条ヶ池を灌漑用水を兼ねて造営した。
社地は元10万余坪あったが、明治維新の際の上地のため、現今は2万余坪となっている。
現在の本殿は、昭和十六年(1941年)に京都の平安神宮の社殿を拝領移築したもの。
正面の朱塗りの拝殿は「菅公御神忌1100年大萬燈祭」を奉賛し、既存の拝殿を増改築したものである。
境内にある弁天池の周辺は、池泉回遊式庭園の「錦景園」として近年整備された。
八条ヶ池には、檜で作られた水上橋がある。
八条ヶ池の中堤両側には、樹齢百数十年といわれるキリシマツツジが植えられ、キリシマツツジの名所でもある。
(「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
長岡天満宮は四季折々に自然や花々が楽しめる神社です。
春先の梅、春の桜やキリシマツツジ、初夏の杜若や花菖蒲、秋の紅葉など季節ごとの彩りを楽しめます。
八条ヶ池の水辺の美しい景色も見所です。
春のキリシマツツジの時期は少し混みますが、他の時期は比較的空いており、
ゆっくり自然豊かな境内を拝観、散策できます。
また、学業成就や安産・子授けのご利益があるとされています。
長岡天満宮のは梅の名所です。
本殿前や梅林、八条ヶ池などで春先には美しい梅の花が咲きます。
本殿前の煌びやかで絵になる梅、梅林の色とりどりの多種多様な梅、
八条ヶ池の錦水亭を背景にした風情ある梅などが楽しめます。
長岡天満宮の梅は知名度はさほど高くないと思われます。
穴場ではありませんが、混雑することはなく、ゆっくり梅を楽しめます。
長岡天満宮の八条ヶ池は桜の名所です。
春には水辺の美しい桜並木が楽しめます。
また例年ライトアップも行われます。
長岡天満宮は霧島躑躅(きりしまつつじ)の名所です。
長岡天満宮と言えばキリシマツツジ、京都のキリシマツツジと言えば長岡天満宮とも言えます。
春のゴールデンウィークのころには、八条ヶ池の中堤や畔に真っ赤なキリシマツツジが咲きそろいます。
迫力、圧巻の赤いツツジで見ごたえ十分です。
長岡天満宮の八条ヶ池は春から初夏にかけて花菖蒲の名所です。
西池の黄色い華やかな黄菖蒲(きしょうぶ)や西池および南池の紫の妖艶な花菖蒲などが楽しめます。
先に黄菖蒲が見ごろをむかえ、その後に紫の花菖蒲が見ごろをむかえます。
またこの時期には西池では睡蓮も楽しめます。
長岡天満宮は紅葉の隠れた名所です。
秋には八条ヶ池周辺や錦景苑、本殿や手水舎付近にて見事な紅葉が楽しめます。
中でも近年整備された枯山水と池泉式の融合された庭園「錦景苑」では、
風情ある紅葉、水辺の美しい紅葉などが見られます。
住所:617-0824 京都府長岡京市天神2丁目15-13
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 境内自由
拝観料 ⇒ 境内自由
※乙訓寺以外の名所はどこも距離がある為、電車、バス、タクシーの移動が良いと思われます。
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)