日蓮宗の寺院。
山号は深草山。
本尊は十界大曼荼羅。
貞観十六年(874年)創建。
境内に咲く墨染桜(すみぞめざくら)が寺号の由来になったとされる。
清和天皇の勅願により、摂政・藤原良房が建立した元号寺院の貞観寺(じょうかんじ)が前身。
藤原良房の娘・明子の産んだ惟仁親王(清和天皇)の加護のために建立したとされる。
安土桃山時代の天正年間(1573~91年)およびその後数年にわたり、
豊臣秀吉が寺領千石の土地寄進を行い、大僧都・日秀上人(にっしゅうしょうにん)により建立された。
秀吉の姉・瑞龍尼(日秀尼)が法華経に帰依したのを契機とし、
寺号も法華本宗・墨染桜寺(ぼくせんおうじ)と改めたという。
当時は御成間御殿、七つの子院や塔頭寺院を有しており、秀吉は度々当寺を訪れている。
その後江戸・徳川時代に、塔頭寺院の威徳院(いとくいん)に統合縮小され、現在地へ移転したとされる。
平安時代の歌人である上野峯雄(かんつけのみねお)が藤原基経の死を悲しみ、
「深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」と詠んだところ、
桜の花が墨染色に染まったという伝説がある。
墨染寺は街中にあるひっそりとしたお寺です。
知名度は高くない穴場のお寺です。
屋根が独特の形をした美しい本堂や日蓮像などがあります。
春の桜が有名であり、「桜寺」などと呼ばれることもあります。
また、本堂扁額には「桜寺」と書かれ、屋根瓦にも「桜」の文字が彫られています。
お寺自体が穴場であり、京都の隠れた桜の名所となっています。
墨染という名前の由来になったとされる墨染桜(すみぞめざくら)もあります。
なお、正しくは「墨染寺」は「ぼくせんじ」と読み、
「墨染桜」は「すみぞめざくら(すみぞめさくら)」と詠みます。
ただし、実際「墨染寺」を「すみぞめでら(すみぞめてら)」と呼ぶこともあるそうで、
「すみぞめでら」と言っても必ずしも間違いではないそうです。
墨染寺は京都の街中にある隠れた桜の名所です。
春には見事なソメイヨシノや墨染桜(すみぞめざくら)が楽しめます。
住所:〒612-0051 京都府京都市伏見区墨染町741
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 8:00~17:00
拝観料 ⇒ 境内自由・無料
※藤森神社以外は京都の有名な名所へは距離がある為、電車やタクシーなどの移動が良いと思います。
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)