臨済宗南禅寺派。
山号は吉祥山。
正しくは、正伝護国禅寺。
本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)。
文永十年(1273年)に東巌慧安(とうがんえあん)が
師の兀庵普寧(ごったんふねい)を開山として烏丸今出川に創建。
寺名は兀庵の正伝の額を掲げたことによる。
後醍醐天皇の勅願所となった後、暦応三年(1340年)に十刹に加えられ、足利義満の祈願所ともされた。
国の重要文化財に指定されている本堂(方丈)は、入母屋造・こけら葺であり、
寛永年間(1624~44年)に伏見城の遺構を移建したものと伝えられる。
本堂広縁の天井は血天井と呼ばれ、伏見城落城の時に鳥居元忠らが自刃した血痕が残る廊下板とされる。
本堂の襖絵は、桃山時代の絵師である狩野山楽の筆による逸品である。
本堂前庭園は江戸初期の作とされている。
白砂敷にサツキを中心とした三群の刈込みを配した枯山水である。
江戸初期までに刈り込みの使用例は少なくないが、
ここの方丈前庭のように七五三調に配植し、築山風に表現した例は少ない。
また、比叡山を借景した庭園としても有名である。
昭和60年6月1日、京都市指定名勝とされた。
(「京都市 立て札」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)
正伝寺の見所はまずは比叡山借景庭園です。
晴れた日にはくっきりと比叡山が見えます。
枯山水庭園では白砂と綺麗に刈り込まれたサツキの上品な情景が楽しめます。
初夏にはピンクのサツキも咲き、華やかな比叡山借景の枯山水庭園が見られます。
正伝寺は自然につつまれた寺院であり、四季折々の彩りを楽しめます。
庭園以外にも参道や庫裡前などで鮮やかな景色を見られます。
人は少なめで、静かにゆっくり拝観できます。
正伝寺は皐月(さつき)の名所です。
比叡山借景の枯山水庭園では、春から初夏にかけて華やかなサツキが楽しめます。
白砂と緑とピンクのコントラストも綺麗です。
またこの時期は新緑も美しく、あわせて楽しめます。
住所:603-8847 京都府京都市 北区西賀茂北鎮守菴町72
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。
時間はおおよその目安です。
拝観時間 ⇒ 9:00~17:00
拝観料 ⇒ 400円(大人一般)
※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。
(※まだまだ作成、編集中です。)