妙満寺(みょうまんじ)

妙満寺(みょうまんじ)の説明

顕本(けんぽん)法華宗の総本山。
山号は妙塔山(みょうとうざん)。
本尊は十界曼荼羅。
日蓮宗洛中二十一ヵ寺本山(現在は十六本山)の一つ。

康応元年(1389年)に日什(にちじゅう)が六条坊門室町に開創し、
天文元年(1532年)には後奈良天皇の勅願所となった。

天正十一年(1583年)から四百年にわたり寺町二条にあったが、
昭和四十三年(1968年)に現在地に移転した。

安珍(あんちん)・清姫(きよひめ)ゆかりの紀州道成寺(どうじょうじ)の鐘が伝わり、
例年五月中旬の大法要に併せて鐘供養が行われる。

妙満寺本坊にある「雪の庭」は俳諧の祖と仰がれる松永貞徳の造営である。
時の成就院住職・日如上人は貞徳の門人であり、その縁からこの庭を造営した。
清水にある成就院「月の庭」、北野にあったとされる成就院「花の庭」(一説に祇園、現存せず)とともに
成就院「雪月花の三名園」と称された。
比叡山の峰を借景にした冠雪の眺望が最も美しく、これが「雪の庭」と称される由縁である。
昭和四十三年、当山が寺町二条から岩倉へ遷堂した際、成就院より本坊の庭へ移築した。

インド・ブッダガヤ大塔は、釈迦牟尼仏が覚りを開いた聖地にアショーカ王が
紀元前二百年頃建てた供養塔であり、仏教最高の聖跡である。
「釈迦牟尼仏のご精神に帰れ」という妙満寺の教えの象徴としてこの大塔をイメージし、
昭和四十八年に全国檀信徒の写経浄財によって建立されたのが、当山の仏舎利大塔である。
ブッダガヤ大塔をかたどったものとしては日本初の建築である。
一階正面には釈迦牟尼仏坐像を安置し、最上階には古来より当山に伝わる仏舎利が奉安されている。

(「顕本法華宗 総本山 妙満寺 しおり」および
 「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

妙満寺の特徴・見所

妙満寺の見所は仏舎利大塔はじめとする建造物や、雪の庭などの庭園、境内の花々、木々などの自然です。
本堂の向かって左に建つ仏舎利大塔は圧倒的な存在感であり、たくさんの仏様がいらっしゃいます。
また、正面の雄大な本堂も見事です。本堂付近から境内を眺めると、広々とした境内の奥に比叡山が見えます。

妙満寺には「雪の庭」と呼ばれる比叡山借景の枯山水庭園があります。
砂に岩や燈籠、松や苔などの緑も配された美しい庭園です。

境内全体にもみじが多く、春から夏にかけては新緑や青もみじが、秋には鮮やかな紅葉が楽しめます。
桜やツツジも多く、春には華やかな境内となります。

妙満寺の桜

妙満寺は京都洛北の桜の名所です。
書院付近から北門付近にかけてしだれ桜が多く、春を華やかに彩ります。
また、信行道場前にも見事なしだれ桜があります。

美しい桜を楽しめますが、満開の時期でも人はまばらです。
京都洛北の桜の穴場と言えるでしょう。

妙満寺のツツジ

妙満寺はつつじの名所です。
春には山門前や方丈前で華やかなつつじが楽しめます。
またこの時期は鮮やかな新緑も見られます。

妙満寺の紅葉

妙満寺は紅葉の名所です。
山門前、手水舎前、方丈前など多くの場所で紅葉を楽しめます。
本堂付近からは広々した境内に比叡山と紅葉の景色も見られます。

秋の紅葉のシーズンでも人は少なく、京都洛北の紅葉の穴場と言って良いでしょう。

妙満寺はこんな方におすすめ

  • 仏舎利大塔を見たい方
  • 広々した境内、空間が好きな方
  • 人があまりいないお寺へ行きたい方
  • 雪の庭を見たい方
  • 枯山水庭園が好きな方
  • 比叡山借景庭園を見たい方
  • 山を眺めるのが好きな方
  • 京都の桜の穴場へ行きたい方(春)
  • 京都の紅葉の穴場へ行きたい方(秋)
  • 京都洛北のお寺を巡りたい方

妙満寺へのアクセス・拝観時間

住所:〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91

※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。 
 時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 9:00~16:00
拝観料  ⇒ 500円(大人一般)

妙満寺付近の観光名所

  • 圓通寺(円通寺)(1.3km ⇒ 徒歩17分)
  • 針神社(900m ⇒ 徒歩12分)
  • 実相院(2.3km ⇒ 徒歩30分)
  • 宝が池公園(2.1km ⇒ 徒歩25分)
  • 上賀茂神社(3.2km ⇒ 徒歩40分)
  • 京都府立植物園(2.7km ⇒ 徒歩33分)
  • 半木の道(3.3km ⇒ 徒歩40分)

※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

妙満寺の公式ホームページ

(※まだまだ作成、編集中です。)

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