円通寺(えんつうじ)(圓通寺)

円通寺(えんつうじ)の説明

臨済宗妙心寺派。
山号は大悲山。
本尊は聖観世音菩薩。

後水尾天皇が造営した幡枝御所を賜わり、円光院文英尼公が開基となって開創された。
幡枝小御所、幡枝茶園とも呼ばれていた。

勧請開山は妙心寺十世の景川宗隆(けいせんそうりゅう)。
後水尾上皇より大悲・円通の勅額を賜わり、延宝八年(1680年)に霊元天皇の勅願所となった。
以来、皇室の祈願所として後水尾天皇以降の歴代皇族の御尊碑が皇室ゆかりの殿舎である御幸御殿に祀られている。

比叡山を借景とし、客殿の東前面に広がる枯山水庭園は借景庭園の代表であり、国の名勝に指定されている。
また、借景の庭のみならず、柿、つつじの寺としても親しまれている。

(「幡枝離宮跡 圓通寺 しおり」および「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」より参照)

円通寺の特徴・見所

円通寺の最大の見所は比叡山借景庭園です。
天気の良い日には、真っ直ぐに伸びた杉の木の間からくっきりと比叡山が見えます。
綺麗に刈り揃えられた生垣や配された岩なども綺麗です。
春から夏にかけては新緑や青もみじが、秋には紅葉の名所となります。

境内の多くが残念ながら撮影禁止となっていますが、借景庭園(外に向かってのみ)は撮影可能です。

円通寺は眺望条例(京都市眺望景観創生条例)の制定のきっかけの一部にもなっています。
高層マンション建築が進み、借景や眺望がどんどん失われる中、
景観や借景を保護するため、眺望条例が制定されるようになりました。
眺望条例では指定区域内では高さだけではなく、屋根の形の制限などもあるそうです。

円通寺の新緑・青もみじ

円通寺は春から夏にかけては新緑や青もみじが綺麗です。
比叡山借景庭園はじめ、見事な緑の空間を楽しめます。

円通寺の紅葉

円通寺は秋は紅葉の名所です。
特に比叡山借景庭園の紅葉は見事です。
杉の木と生垣、苔と岩、そして比叡山と一緒に真っ赤で鮮やかな紅葉が楽しめます。

境内には他にも紅葉のスポットがありますが、残念ながら多くの場所が撮影禁止となっています。
借景庭園は外に向かってのみ撮影は可能です。

円通寺はこんな方におすすめ

  • 比叡山借景庭園を見たい方
  • 遠近のある景色が好きな方
  • 枯山水庭園が好きな方
  • 生垣が好きな方
  • 真っ直ぐに伸びた杉の木が好きな方
  • 山を眺めるのが好きな方
  • 京都洛北の名所を巡りたい方

円通寺へのアクセス・拝観時間

住所:〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町389

※京都バスの「自動車教習所前」バス停は、「円通寺道」バス停よりも少し近いです。
※その他のアクセス方法もあります。上記は一般的なアクセス方法です。 
 時間はおおよその目安です。

拝観時間 ⇒ 10:00~16:30
拝観料  ⇒ 500円(大人一般)

円通寺付近の観光名所

  • 妙満寺(1.3km ⇒ 徒歩15分)
  • 針神社(750m ⇒ 徒歩10分)
  • 実相院(3.2km ⇒ 徒歩40分)
  • 上賀茂神社(2.4km ⇒ 徒歩32分)
  • 京都府立植物園(2.1km ⇒ 徒歩27分)
  • 半木の道(2.6km ⇒ 徒歩33分)
  • 宝が池公園(2.8km ⇒ 徒歩35分)

※距離、時間はおおよその目安です。「約~」などは見にくくなる為省いています。

円通寺を検索

(※まだまだ作成、編集中です。)

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