京都市左京区鞍馬本町にある由岐神社(ゆきじんじゃ)の新緑などです。
由岐神社は、鞍馬寺の鎮守社であり、鞍馬の火祭などでも知られます。
由岐神社の見所の一つは拝殿です。
神社には本殿の前に四角い拝殿がありますが、通常は右か左によけて横を通ります。
この由岐神社の拝殿は、左右二つに分けて真ん中を通す「割拝殿(わりはいでん)」という形式です。
また、山の斜面にそって建つ「懸造(かけづくり)」という形式でもあります。
鞍馬寺本堂(金堂)へ行く際は、仁王門付近から歩いて登るかケーブルカーで登るかです。
ケーブルカーで登るとこの由岐神社を通り過ぎてしまいます。
鞍馬寺へ行った際は、せっかくなのでこの由岐神社もあわせて拝観するのが良いでしょう。
仁王門付近からさほど距離はないため、ケーブルカーで登る場合でも少し歩けば行けます。
2017年5月17日訪問、撮影です。
⇒鞍馬寺(くらまでら)・由岐神社(ゆきじんじゃ)の説明・見所・アクセスなど
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由岐神社は、京都三大奇祭の一つである「鞍馬の火祭」でも知られています。
由岐神社の大杉です。
樹齢は約800年、高さ(樹高)は約53メートルあります。京都市天然記念物に指定されています。
由岐神社は鞍馬寺の鎮守社です。
火難除・子授安産・縁結び・病気平癒・厄除開運などのご利益があるとされています。
由岐神社の拝殿は、前方は鞍馬山の斜面に沿って建てられています。
山の斜面に沿って建つ「懸造(かけづくり)」という形式の拝殿です。
また、由岐神社の拝殿は、中央に参道(石段)が通っています。
拝殿を二室に分けた「割拝殿(わりはいでん)」という珍しい形式です。
真ん中に参道が通って、左右二室に別れているのが良く分ります。
この珍しい拝殿の真ん中の参道は誰でも通れます。いろんな意味で少し心配になることがあります。
絶対に守っていかないといけない重要な建造物だと思います。みんなで大切にしていきましょう。
鞍馬寺へ行った際、ケーブルカーで鞍馬山を登ればだいぶ楽です。
「ケーブル普明殿(山門駅)」(下の駅)から「ケーブル多宝塔駅(山上駅)」(上の駅)までは直ぐに着きます。
しかし、ケーブルカーで登るとこの由岐神社を通過してしまいます。
鞍馬寺へ行ったことはあるが、まだ由岐神社をゆっくり見たことがない方がいれば、
(健康面など含め体が許す限り)是非一度歩いて登ってゆっくり見て欲しいと思います。