遅咲きの絵になる桜 千本釈迦堂の八重桜

遅咲きの絵になる桜 千本釈迦堂の八重桜

京都市上京区溝前町にある千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)の八重桜です。
千本釈迦堂の正式名は、大報恩寺(だいほうおんじ)です。

千本釈迦堂の桜は、阿亀桜(おかめざくら)と呼ばれるしだれ桜が有名です。
京都の中でも比較的早くに開花し見ごろをむかえます。
しかし、千本釈迦堂の桜はこの阿亀桜だけではなく、遅咲きの八重桜も素晴らしいです。

阿亀像前や本堂前などに見事な八重桜があり、桜シーズンの終盤まで楽しめます。
また、緑の桜の御衣黄桜(ぎょいこうざくら)などもあります。

2017年4月23日訪問、撮影です。


千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)(大報恩寺)の説明・見所・アクセスなど


≪2017年の京都の桜≫

今年2017年の桜はこれにて見納めと致します。

今年2017年の京都の桜は、開花が遅かったのと一番の見ごろの時期に雨ばかりだったのが印象的です。

何を基準に、あるいはどの年どの期間を基準に開花が早いか遅いかを決めるは難しいです。
ただ、昨年(2016年)と比べると、約1週間ほど開花・満開が遅かったです。
また、ここ数年(2013年~2015年)と比べてもおおよそ4~5日ほどは遅いです。
ちなみに2012年はとても遅く、今年よりも1日~3日ほど遅かったです。

人それぞれですが、予定は結構前から立てていることが通常です。
2012年が遅かったとしても、あるいは例年が何日ころ開花と発表されていても、
ここ数年(2013年~2016年)を基準に予想するのは普通だと思います。
多くの方々が4月2日か4月3日前後を満開予想していたと思います。自分もそうでした。

場所や種類の違いは当然ありますが、実際は開花が3月31日ころ、満開は4月7、8日ころでした。

桜の見ごろ時期がずれたことによって、予定がほとんど崩れてしまいました。
まあ、こればかりは致し方ないことです。

桜の時期に限ったことではありませんが、もし予定を変更できるのでしたら、
「行きたい場所に行く」のではなく「咲いている場所に行く」というのも大事だと思います。
ただ、遠方から来られる方々や、特に団体の方々は難しいか無理なことが多いと思います。

4月になってようやく開花し始めた京都の桜ですが、その後は天候に泣かされました。
待ちに待った桜ですが、青空の日がほとんどありませんでした。

4月5日から11日まで約1週間ずっと雨か曇りでした。
もちろん場所や時間帯によっては晴れ間や多少青空が見えたかも知れません。
また、この1週間の前と後の期間に、早咲きの桜や遅咲きの桜は、
青空の下で見られたところもたくさんあります。
しかし、桜が一番の見ごろをむかえるこの1週間の間は、ずっと爽快な青空が出ませんでした。

個人的には、4月4日に青空の下で早咲きの素晴らしい桜を見ることができました。
また、その後の遅咲きのしだれ桜や八重桜も青空の下で見ることができました。
さらに雨や曇りの期間は素晴らしい夜桜も見られました。
ただやはり、全体的には考えていたのと大きく異なりました。

桜や地球に罪はありません。桜は綺麗に咲いていましたし、雨だって降ります。
あくまで人間の勝手な考えですが、総合的に見ると今年2017年の京都は少し残念な桜シーズンとなりました。

今年(2017年)行きたいと思っていた場所のほとんどがいけませんでした。
当然行くのはできますが、行きませんでした。
来年(2018年)行きたい場所は、今年行きたかった場所がそのままスライドすることになりそうです。

≪雨の桜について≫

雨の桜は良し悪しの問題ではなく、個人の好き嫌いの問題です。
しっとりした桜や水滴のついた花びら、散り桜などの雨の桜も素晴らしいです。

しかし、スカッとした青い空の下で見上げる桜も素晴らしいです。
紅葉の場合は雨や曇りが良い(好き)ですが、桜はやはり青空が良いです。
雨や曇りで空が白いと桜が映えません。青い空に映えるピンクや白の桜が綺麗です。

個人的には、またおそらく多くの方々が青空の下で桜を見たかった、もしくは見たかったはずです。
なお、昨年(2016年)も桜シーズンは雨が多かったのでなおさらです。

桜はしっかり咲いていたので、たくさんの場所を回ることは可能でした。
しかし、「残念な桜」を見るよりも綺麗な桜を見たかったです。
その為、当初予定はしていませんでしたが、
あまり青空を気にしなくて良いライトアップや夜桜にたくさん行きました。

≪桜とマナー≫

残念なことに人が増えるとマナーの悪い人も増えるが現実です。
入ってはいけないところに入ったり、その他諸々…。

気になるのが桜の花や枝を触ることです。
多少は良いと思います。
手のひらですくうように触れたり、しだれの枝をそっとよけたりなどです。
普通の範囲内なら桜も地球も怒らないし悲しまないと思います。

ただ、枝に負担がかかるほどに(折れるのではないかと思うほどに)自分によせたりしている人がいました。
花を口の中に入れて変な顔をしているバカもいました。
やめて欲しいです。

マナーの悪いカメラマンや撮影を見るのも残念です。
人をどかして写真を撮ったり、譲り合いの心がなかったり…。
撮りたい写真を撮るために、他の植物を手でよけて桜を撮ったり…。その他諸々…。
写真を撮るときはマナーを守りましょう。

自分も写真を撮っているため、知らない間に少なからず迷惑をかけたり、
ありがたいことに場所を譲ってもらったりしたことがあると思います。
この場でお礼とお詫びを申し上げます。
すいませんでした。ありがとうございました。

来年こそは爽快な青空の下で桜、特にソメイヨシノをいっぱい見たいです。

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緑の桜として知られる御衣黄桜(ぎょいこうさくら)です。
残念ながらここはほとんどが見ごろ過ぎでした。残った数輪です。
千本釈迦堂の緑の桜の御衣黄桜(ギョイコウサクラ)

おかめ塚前の八重桜です。ここは満開です。
おかめ塚前の満開の八重桜

青空に映える華やかなピンクの桜です。奥には本堂が見えています。
青空に映える華やかなピンクの桜

左に見えているのは阿亀桜(おかめざくら)というしだれ桜です。今年は完全に終わって緑になっています。
千本釈迦堂は阿亀桜が有名ですが、遅咲きの八重桜の名所でもあります。
阿亀桜の時期は人が結構いますが、八重桜の時期は人はまばらでゆっくりお花見できます。
遅咲きの八重桜の名所の千本釈迦堂(大報恩寺)

枝の形が何だか芸術的な八重桜です。絵になる春の情景です。
Kyoto Senbon-Syaka-do Temple double cherry blossoms

本堂前(斜め前)の八重桜です。
こちらは薄い桃色がかった白色の桜です。
本堂前(斜め前)の薄い桃色がかった白色の八重桜

満開、見ごろです。花がモコモコしています。
少し影ができてしまいました・・・。
高画質 写真 八重桜 千本釈迦堂

豪快に咲いています。豪快ですが花びら一枚一枚は繊細です。
花びら一枚一枚は繊細な豪快に咲く桜

最高の青空に映える華やかな桜です。本堂が背景になり絵になります。
本堂を背景にした最高の青空に映える華やかな桜

千本釈迦堂の最高の青空と素晴らしい桜に感謝です。今年も桜に感謝、感謝です。
千本釈迦堂の最高の青空と素晴らしい桜

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