京都市左京区南禅寺福地町にある南禅寺塔頭の天授庵(てんじゅあん)の紅葉です。
今年2015年は紅葉不作の年となっています。
もみじの色づきが浅く、赤や黄色、オレンジ色にならずに
緑が残ったまま、混ざったまま散っていきます。
本来は鮮やかな赤色や黄色やオレンジ色を見たかったのですが、
その分今年は緑が混ざったグラデーションもみじをたくさん見ることができます。
自然の事なのでどうすることもできません。
今年特有の紅葉を楽しむことにしましょう。
本堂前庭園の色とりどりのグラデーションもみじ、
池泉式庭園の水辺を彩る多彩な紅葉、散りもみじと戯れる池の鯉などが楽しめます。
2015年11月19日訪問、撮影です。
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向かって左側のもみじはほとんど散っていますが、右側のオレンジ系のもみじは見ごろです。
ただ、見ごろと言ってもしっかり色づかずにカサカサになって散ってしまっている葉もたくさんあります。
今年はこれ以上は濃く鮮やかにはなりません。このまま散っていくでしょう。
グラデーションもみじです。完全に色づかないため緑が多く残っています。
今年だけの色合いかもしれません。これはこれで綺麗です。
風情ある秋色に染まる天授庵です。ススキも庭園を華やいでいます。
池にせり出す紅葉です。ここは色づきがあまり良くなさそうです。
手水鉢のようなところがあり紅葉が散っています。カエルさんもいます。
華やかな散り紅葉の流れができています。見事な秋色の情景です。
天授庵は例年京都の紅葉の前半(11月20日頃まで)に見ごろをむかえます。
京都の名所の中でも早くに見ごろをむかえることでも有名です。
今年の紅葉不作では、前半に見ごろをむかえる場所はどこもかなり厳しい状況です。
天授庵はよく頑張ってくれたと思います。
今年(2015年)特有の不思議なグラデーションもみじです。良くも悪くも全て自然のなせる業です。
天授庵のこの年特有のグラデーション紅葉と秋の情景に感謝です。