カテゴリー:京都市伏見区, 御香宮神社
タグ:新緑・青もみじ・苔
京都市伏見区御香宮門前町にある御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)の庭園です。
御香宮神社は安産祈願や春の桜などで知られる神社です。
そして御香宮神社には素晴らしい枯山水庭園があります。
しかし、ほとんど知られておらず、京都伏見の隠れた名庭、穴場の庭園となっています。
この枯山水庭園は小堀遠州ゆかりの庭園であり、
客殿を囲むようにL字型に広がり、白砂に緑や岩を配した美しい石庭です。
また、もみじなども多く植えられ、四季折々の彩りも楽しめます。
境内のおおよそ北西(本殿や拝殿の西側)にあり、社務所で受付をします。
入口には手書きの貼り紙があるのみです。
2017年10月6日訪問、撮影です。
⇒御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)の説明・見所・アクセスなど
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社務所で受付を済ませると、神社の方がお庭へ案内してくれます。
入口が分りづらいですが、手書きの張り紙で「庭園拝観」的なことが書いてあります。
入口が分らなければ、神社の方に聞けば教えていただけるはずです。
お庭へ案内されると、後は貸切状態です。しばらくすると録音された説明も始まります。
客殿西側の庭園です。見事な庭園です。
客殿と言いましたが、正直どこが客殿でどこが書院かなどがいまいち分りませんでした。
枯れ葉などが散っており、少し放置されている感があります。
しかしお庭は立派ですし、刈り込みなどはしっかり手入れされています。
いろんな形や色、大きさの岩が配されています。力強さも感じられます。
ちなみに拝観料は200円です。カラーの小さいバンフレットも貰えます。
この枯山水庭園は、小堀遠州ゆかりの庭園らしいです。
小堀遠州は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけて活躍した大名です。
ただ、大名というだけではなく、作庭家、建築家、茶人、書家としての顔も持っていました。
この庭園は小堀遠州が伏見奉行所内に作った庭園の石などを用いて作られているそうです。
東側からの眺めです。
枯山水庭園が青もみじや苔につつまれています。
少し別の角度からの眺めです。サツキの刈り込みと緑が綺麗です。
様々な見方ができる庭園です。
ちなみにガラス戸があって閉まっているかも知れませんが、
鍵のかかっていない戸は自由に開けても大丈夫です。
帰りは忘れずしっかり閉めて帰りましょう。
ここからの眺めは建物も良い感じに入ります。いかにも日本庭園といった感じがします。
この庭園はおそらくほとんど知られていない穴場の庭園です。
もちろん知っている方は知っていますが、京都の他の名所に比べれば知名度は遥かに低いと思います。
ただし、知名度と良し悪しは全く別物です。
御香宮神社の庭園は京都伏見の隠れた名庭と言って良いでしょう。
いろんな色合いの緑があります。ここの岩と石は滝を作ったのでしょうか。
緑につつまれた見事な白砂の枯山水庭園です。
有名になってほしい反面、有名にならないでも欲しいです。
淡い緑を背景にした青もみじです。
ここのお庭は四季折々の彩りが楽しめそうです。