三宝院 庭園 美しく力強い桃山時代の庭園

三宝院 庭園 美しく力強い桃山時代の庭園

京都市伏見区醍醐東大路町にある醍醐寺塔頭の三宝院(さんぼういん)の庭園です。

三宝院は、醍醐寺の塔頭寺院ですが、歴代座主が居住する醍醐寺の本坊的な存在でもあります。
唐門や表書院が国宝に指定されているのをはじめ、建造物の大半が重要文化財に指定されています。

また、三宝院庭園は国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
慶長三年(1598年)に、豊臣秀吉自身が設計をした庭園として知られ、
華やかで豪快な桃山時代の特色を表しています。
力強く美しい池泉式庭園であり、緑も豊富に取り入れられています。
また、豪快な岩や様々な石も配されています。

なお、三宝院庭園は以前は撮影禁止でしたが、2016年より庭園の撮影が可能となっています。

2017年9月28日訪問、撮影です。


三宝院(さんぼういん)の説明・見所・アクセスなど


醍醐寺(だいごじ)の説明・見所・アクセスなど


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唐門です。国宝に指定されています。庭園の外からの眺めです。
醍醐寺三宝院の国宝の唐門

玄関前の大きな松です。右に少し見えているのは玄関、左は太閤しだれ桜です。
玄関前の松の木

玄関から書院に至るまでの間の中庭です。
三宝院の玄関から書院に至るまでの中庭

風情たっぷりの中庭です。
正面に立派な岩がありますが、庭園に溶け込んでいます。
三宝院の風情ある庭園

苔や緑、岩の美しい庭園です。
三宝院の苔や岩の美しい中庭

書院中庭です。
大きな三宝院庭園の向かい側(反対側)にひっそりと広がっています。
三宝院の書院中庭

飛び石や岩が配された綺麗な苔のお庭です。
三宝院の苔や飛び石の綺麗な書院中庭

風情、わびさびなどいろんな言葉が似合いそうな絶妙な中庭です。
晴れの日よりも雨や曇りの日がお勧めです。
三宝院の風情ある書院中庭

三宝院庭園の唐門前です。唐門やもみじの前には砂の空間が広がっています。
三宝院の唐門前の庭園

豪華な唐門です。派手すぎずシンプルですが重厚さと輝きがあります。
庭園から眺めた国宝の三宝院唐門

唐門と青もみじです。少しずつ紅葉も始まっているようです。
三宝院の唐門と青もみじ

唐門横の築山です。美しい苔に力強い岩が配されています。
三宝院庭園の唐門横の築山

書院の中央(正面)から眺めた三宝院庭園です。何とも贅沢な庭園です。
醍醐寺三宝院の書院正面の庭園

池を中心とした池泉式の庭園です。
ただし、苔や砂の部分も多く、枯山水と池泉式の融合した庭園とも言えそうです。
三宝院の池泉式庭園

手前には砂、中央の池には岩や緑、背景には大きな木があります。見所満載の庭園です。
三宝院の見所満載の庭園

様々な形や色の岩、多種多様な緑がふんだんに使われています。
大きな岩や石のたくさん配された三宝院庭園

どこからどの方向を見ても見所がいっぱいです。何時間でも見ていられそうです。
豪華で力強い三宝院の庭園

砂も美しく、綺麗に模様が描かれています。真っ白の砂ではなく赤系、茶系の入った砂です。
砂も多く使われてた三宝院の庭園

「賀茂の三石」です。
三つの石にはそれぞれ意味があるそうです。向かって左の石は賀茂川の「流れの速さ」を、
中央の石は「淀んだ状態」を、右の石は「割れて砕け散る水」を表しているそうです。
三宝院の「賀茂の三石」

流れるような美しい庭園です。
池の部分は当然水ですが、砂の部分も流れる水のようです。
A wonderful garden at Sanbo-in in Daigo-ji Temple in Kyoto,Japan

緑や岩が溢れる豪華な庭園です。
緑や岩をたくさん使った三宝院庭園の池

「三段の滝」です。
三宝院庭園の「三段の滝」

緑にも淡い緑、濃い緑など様々な色合いがあります。岩もまた然りです。
多種多様な木々や植物が植えられた三宝院庭園

美しい緑の苔に岩が配された築山です。手前の池の淵にも岩がいっぱいです。
美しい緑の苔に岩がたくさん配された築山

正面の池には「亀島」(左)と「鶴島」(右)が浮かびます。
三宝院庭園の鶴島と亀島

「鶴島」です。
深い緑の立派な五葉松が植えられています。
三宝院庭園の「鶴島」

鶴島の向かって左側の石橋が鶴の首であり、
鶴が飛び立とうちする躍動感を表しているとされます。
鶴島の五葉松と鶴の首とされる石橋

「亀島」です。
こちらにも五葉松が植えられ、樹齢は六百年以上と言われています。
島全体を覆っており、亀の甲羅に見立てられています。
三宝院庭園の「亀島」

いろんな場所に動きや豪快さが感じられます。どこを見ても飽きない庭園です。
Beautiful garden of Sanbo-in Temple in Kyoto

白鷺さんもいます。ちょっと向きが良くなかったですが、白鷺さんは悪くありません。
白鷺と三宝院庭園

書院の奥(書院と本堂の間)には「純浄観(じゅんじょうかん)」という建物があります。
庭園に向かって左の方です。その前あたりの庭園の様子です。
通常は非公開ですが、特別公開される時もあるようです。
「純浄観」前の三宝院庭園

苔のむした橋とたくさんの岩です。優しさと力強さが混在しています。
苔のむした橋とたくさんの岩

池の水辺の美しい松です。木々、植物もよく手入れされています。
水辺の美しい緑の松

三段の滝と惜しみなく使われた力強い岩です。
三宝院庭園の三段の滝と力意強い岩

贅沢で豪華すぎる庭園です。
以前は写真撮影禁止でしたが、2016年から撮影可能になりました。
本当にありがたいです。ずっと撮りたかった庭園です。
高画質 写真 三宝院 庭園

素晴らしい三宝院庭園と情景に感謝、感謝です。
素晴らしい三宝院の庭園

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コメント

  1. 素敵な写真ありがとうございます!
    明日行こうと思っていますが、最適なレンズについて相談させて頂きたいです。
    広角が好きで、いつも16-35が大活躍です。
    その他24-70もたまに使っております。70-200の出番は少ない。
    カメラ一台で行きたいので、現地ではレンズも交換したくないです。
    写真を拝見させて頂いた感じでは、広角も多いようですが、望遠側も入っている様子。。。
    レンズ一本のみであれば、16-35ではいけそうでしょうか?
    それとも24-70の方が良さそうでしょうか?
    庭に降りられるのでしょうか?
    どちらの焦点距離が多かったでしょうか?
    質問ばかり申し訳ありませんが、ご回答して頂ければ大変嬉しいです。
    何卒宜しくお願い致します。
    吉田

    1. 吉田様。ご訪問およびコメントありがとうございます。
      私はいつも16-35と28-300を利用しており、どちらも重宝しています。
      三宝院庭園は一つの庭園に変化が多く、池の部分も砂や苔の部分もどこも見所です。
      三宝院庭園の特徴を撮るには、お持ちのレンズのうち、
      やはり16-35の広角が一番良いと思います。
      もちろん、16-35と70-200の両方があった方が良いと思いますが、
      一本のみでしたら16-35がお勧めです。
      間の24-70だと狭くなってしまい、特徴が捉えられないと思います。
      なんかちょっと偉そうですいません・・・。
      お庭には降りられず、縁側からの撮影です。
      是非楽しんで良いお写真をいっぱい撮ってきて下さい。

  2. 詳しく教えて頂きありがとうございます!
    ちなみに入場料は800円でしょうか?
    三宝院のみ、500円では入れないのでしょうか?
    (以前は入れた記憶があります)。。。

    1. 吉田様。ありがとうございます。
      入場料は以前と変わっているようです。
      伽藍・三宝院・霊宝館の3枚セットで800円になっていました。
      しかし、おそらく春季と秋季は各600円、3枚セットで1500円と以前と変わっていないとようです。
      もし違ってたらすいません・・・。
      良いお写真はたくさん撮れたでしょうか。

      1. ご返信ありがとうございます!
        今日は行けなかったのですが、また日を改めて行きたいと思います。
        色々教えて頂き誠にありがとうございます!
        今後とも宜しくお願い致します。

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