京都市東山区泉涌寺山内町にある泉涌寺(せんにゅうじ)の紅葉です。
泉涌寺にはいくつかの秋の紅葉の見所があります。
天皇陵である月輪陵(つきのわみさぎ)付近の紅葉、
楊貴妃観音堂前の庭園の紅葉、そして御座所庭園の紅葉などです。
中でも御座所庭園の紅葉は絶品です。
御座所庭園は、白砂と苔の枯山水庭園と緑溢れる池泉式庭園の融合した上品な庭園です。
その庭園で色とりどりの息をのむ美しさの紅葉が楽しめます。
2017年11月17日訪問、撮影です。
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泉涌水屋形と紅葉です。
泉涌寺の寺名の由来となった泉涌水(せんにゅうすい)は今も枯れることなく涌いているそうです。
その泉涌水を覆っているのが泉涌水屋形です。傍らでは黄色い淡い紅葉が色づいています。
月輪陵(つきのわのみさぎ)の入口と紅葉です。月輪陵は陵墓、皇族のお墓です。
月輪陵の前(月輪陵の御陵拝所の前)は波模様の描かれた広い砂庭になっています。
楊貴妃観音堂の横の鮮やかに色づく紅葉です。
力強い岩と刈り込みの配された枯山水庭園があります。
楊貴妃観音堂の斜め向かいも庭園になっており、砂に苔や岩が配されています。奥には色づく紅葉があります。
ツツジも色づいています。椿も咲いており彩りのある秋の庭園です。
「御座所の庭(ござしょのにわ)」と呼ばれることもあります。呼び方はともかく素晴らしすぎる紅葉です。
庭園のこの部分は例年色づきが遅いですが、秋も深まりしっかり色づいています。
庭園の反対側です。御座所庭園はL字型になっています。
菊花文の蹲踞とその上で鮮やかに色づく紅葉です。
御座所庭園の正面(真ん中)です。L字の角の辺りです。
色とりどりに鮮やかに染まっています。
これ以上ないくらい色づいています。
庭園のこの辺りは例年早くに見ごろをむかえます。
泉涌寺は皇室との関わりが深く「御寺(みてら)」とも呼ばれます。
また皇室ゆかりのお寺のため菊の文様がいろんなところに使われています。
泉涌寺は以前は穴場的な紅葉の名所でした。
しかし今では有名となり、秋の紅葉シーズンは結構混むことがあります。
泉涌寺の素晴らしい御座所庭園の紅葉や秋の情景に感謝、感謝です。