カテゴリー:上賀茂神社(賀茂別雷神社), 京都市北区
タグ:杜若・花菖蒲
京都市北区上賀茂本山にある大田神社(おおたじんじゃ)の杜若(かきつばた)です。
大田神社は上賀茂神社の境外摂社です。
大田神社は杜若の名所であり、「大田ノ沢」カキツバタ群落には
約25,000株のカキツバタが自生しているとされています。
大田ノ沢のカキツバタ群落は平安時代から続く杜若の名所とされており、国の天然記念物にも指定されています。
しかし、ここ数年、鹿さんが杜若の花などを食べてしまい、花の数が激減していまっていました。
そこで周囲に柵を設けるなどして対策を講じているようです。
全盛期にはまだまだ及びませんが、その甲斐あって徐々に花の数も復活してきているようです。
そうは言っても正直なところ、見ごたえはいまいちの感がします。
没記事・没写真にしようか迷いましたが、
せっかく行ったし今後の復活を願って載せることにしました。
2017年5月14日訪問、撮影です。
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この「大田ノ沢」杜若群落には約25,000株の杜若が自生しているそうです。
全体的に咲き誇っているわけではありませんが、場所によっては結構咲いています。
本来であればこの程度ではなく、一面が杜若の花で覆われているのでしょう。
一部分を取り出せば結構咲いています。華やかな春の色合いです。
鹿の食害で花が激減したとのことですが、鹿さんが杜若の花を食べるのを知りませんでした。
それ以前に、鹿さんがここまでやってくることを知りませんでした。
いっぱい食べたようで、さぞ美味しかったのでしょう。
人が悪さをしたのなら許せませんが、鹿さんなら仕方ないでしょう。
鹿さんもお腹がすいていたのでしょう。
これからもっともっと復活して、もっともっとたくさんの花を咲かせて欲しいです。
同時に思ったのが、今あるものが今後もあるとは限らないと言うことです。
今日あるものは明日もあるとは限らず、今年あるものは来年もあるとは限りません。
いろんなものを今あるうちに見ておくことも重要だと思いました。
そして、今あるものは次もあるとは限らない。
今あるその時を大事にしなければならない、あるいは
今あるその時が最後の時だと思って見たり接したりしないといけないとも思いました。