十六羅漢石庭の彼岸花 妙蓮寺の上品な彩り
京都市上京区寺之内通大宮東入る妙蓮寺前町にある妙蓮寺(みょうれんじ)の石庭の彼岸花です。
妙蓮寺の石庭は「十六羅漢石庭」と呼ばれます。
白砂に苔と岩を配し、背景には真っ直ぐな杉と丸いサツキの刈り込みがあります。
上品で鮮やかな彩りの庭園であり、かつ風情ある庭園でもあります。
庭園の北側と西側には彼岸花が植えられており、お彼岸の頃には赤や白の花を咲かせます。
白砂やサツキの緑に映える彼岸花、美しい彩りの庭園を楽しめます。
なお、境内(本堂前、山門前、塔頭寺院前など)の彼岸花は記事を分けました。
妙蓮寺の彼岸花は境内の場所によって結構咲く時期が異なるようです。
そのため、見ごろ時期にあわせて何度か行きました。
2017年9月17日、9月21日および9月24日訪問、撮影です。
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2017年9月17日分です。
この日は石庭では赤い彼岸花はまだチラホラ咲きでした。
しかし、数は少ないですが庭園の隅で白い彼岸花が見事に咲いていました。
上品で華やかな彼岸花です。
真っ白ではなく少し黄色が入っていようようにも見えます。
9月21日分です。
緑のサツキの刈り込みの後ろから赤い彼岸花が顔を出しています。
石庭全体ではまだ見ごろ前ですが、場所によっては見ごろをむかえています。
9月24日分です。
石庭の彼岸花も満開、見ごろをむかえています。
妙蓮寺の境内の中でこの石庭が一番最後に見ごろをむかえます。
十六羅漢石庭の北側の彼岸花も咲いています。
石庭を囲むように西側と北側に彼岸花が咲きます。
十六羅漢石庭は隠れた名庭です。
妙連寺自体が穴場のお寺であり、その妙蓮寺にあるこの十六羅漢石庭も当然穴場の庭園です。
綺麗に手入れされています。
この前来た時は、たまたま猫ちゃんが荒らした後でしたが、今回は見事な姿をしています。
窓際からの眺めです。
場所、角度が変わればかなり雰囲気も変わり様々な見方ができます。
上品で美しい庭園です。
彼岸花の鮮やかな彩りが良いアクセントになっています。
中央の大きな青石は「臥牛石」と言うそうです。
豊臣秀吉が伏見城から移したとされる名石らしいです。
白色と言っても白の彼岸花は真っ白ではなく、少し黄色がかっているようです。
日が当たると彼岸花が光ります。奥の影の彼岸花とは対照的です。
白砂は宇宙を表しているそうです。
宇宙に浮かぶ中央の大きな青石は永遠の仏陀(久遠の本仏)を表し、他の石は菩薩を表しているそうです。