京都府宮津市滝馬にある金引の滝(かなびきのたき)です。
金引の滝は、高さは約40メートル、幅は約20メートルある一年中豊富な水量を誇る美しい滝です。
京都府で唯一、日本の滝百選に選ばれている滝でもあります。
金引山から流れる滝の水は左右に分かれ落ちており、
向かって右側は「男滝(おだき)」、左側は「女滝(めだき)」と呼ばれています。
滝つぼが無い珍しい滝でもあり、滝の根元まで行くことができます。
下流には「白龍の滝」と「臥龍の滝」があり、これらも含めて「金引の滝」と総称されます。
アクセスは、電車の場合、京都丹後鉄道の「宮村」駅が最寄です。「宮村」駅から徒歩約20分ほどです。
「宮津」駅からも歩けますが、「宮村」駅よりも少し遠くなります。
バスの場合、丹後海陸交通バス(通称:丹海バス)の上宮津線の「金引の滝口」バス停が最寄です。
「金引の滝口」バス亭からは徒歩6~7分ほどです。
2017年9月11日訪問、撮影です。
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京都丹後鉄道の宮村駅から歩きました。
滝の雰囲気が全くしない畑や民家の間の道を通っていきます。
ところどころに、金引の滝はこちらといった道しるべが出ているので迷うこともないでしょう。
歩いていくと突然滝っぽいところに到着します。
滝の下流と言うのか、滝の下流の川と言うのか分りませんが、細い川が流れています。
その川沿いの坂道や石段を上っていきます。少ししんどいところもありますが、知れています。
下流のどこかの部分が「白龍の滝」と「臥龍の滝」であり、
これらも含めて「金引の滝」と総称されるようです。
しかし、実際どの部分がそれ(「白龍の滝」「臥龍の滝」)にあたるのかよく分りませんでした。
下調べが少し足らなかったようです・・・。
ただ、おそらくこちらが金引の滝の「白龍の滝」ではないかと思われます。
さらに進むと一気に視界が開けます。素晴らしいっ!!
金引の滝(金引の滝本体?本流?上流?)に到着です。緑や木々につつまれています。
水も水の流れも美しいです。
ちなみにベンチなどもあり休憩できます。しっかりと整備されています。
しかし、やはり地面は湿っていたり岩場になっていたりします。
一部滑りやすいところもあるので、歩きやすい靴で行きましょう。
大きな岩がいっぱいゴロゴロしています。
苔も綺麗です。やはり水や湿気が豊富なので苔が生き生きしています。
シダなども元気に育っています。岩の下は砂になっています。砂浜の砂のような感じです。
金引の滝には滝壺がないことでも知られています。
子供でも下に入って遊べます。
ただし、もちろんそれなりの水量があるので気をつけて遊びましょう、あるいは遊ばせましょう。
向かって右側は「男滝(おだき)」、左側は「女滝(めだき)」です。
男滝の方が水量が多く、勢いがあります。
金引の滝は、京都で唯一「日本の滝100選」(「日本の滝百選」)に選ばれています。
「日本百名滝」や「日本百名瀑」と呼ばれることもあるそうです。
ちなみに調べてみたところ、「日本の滝100選」は、
全国の一般公募により1990年4月に選定されたそうです。
「日本の滝100選」は、環境庁(現在の環境省)と林野庁の後援のもと、
「緑の文明学会」「グリーンルネッサンス」「緑の地球防衛基金」という3つの団体が
グリーンキャンペーンの一環として企画したそうです。
少し上からの眺めです。横が高台のようになっており、上からも眺められます。
周りは緑や木々、植物が豊富です。岩にも苔や緑が育っています。
美しい水の流れです。
ちなみに三脚が大活躍しました。
シャッターを開けているのは0.5秒~2秒ほどですが、手持ちと三脚では雲泥の差です。
平日の午前中でしたが、人はパラパラやってきます。
平日は混雑することはないと思いますが、写真を撮る時、特に三脚を使う時は
マナーを守り、周りへの気遣いを忘れないようにしましょう。
土日祝日などは結構人が来るかもしれないので、さらなる注意や気遣いが必要です。
再び下から(正面から)の眺めです。
ドンっと構えています。岩も綺麗ですが、周りの緑も綺麗です。
見事な流れと岩です。今日も地球の力を感じました。
マイナスイオンとやらもいっぱい出ていそうです。
パワーも感じます。気持ちの問題かも知れませんが・・・。