京都市上京区小川通寺之内上る本法寺前町にある本法寺(ほんぽうじ)の巴の庭の蓮(ハス)の花などです。
名勝庭園の「巴の庭(ともえのにわ)」は本阿弥光悦作の枯山水庭園です。
地面は苔で覆われ岩や石が配されています。背景はもみじなどの木々や緑です。
その枯山水庭園に(枯山水庭園なのに)中央付近に蓮池があります。
初夏になれば緑の蓮の葉が育ち、その後夏にかけて蓮の花が咲きます。
何とも独特で珍しい形式の名庭です。
蓮の花が咲くと、深い緑で覆われていたお庭に華やかなアクセントがつきます。
小さな蓮池なので蓮の数(蓮の花の数)も限られています。
見ごろ時期が難しいですが白とピンクの花が咲いていました。
咲いているのは二つの花ですがとても貴重な二つの花です。
2017年7月9日訪問、撮影です。
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仁王門付近の紫陽花です。今年は梅雨に雨が降らなかったので小ぶりのようです。
「巴の庭」です。風情ある回廊でつながっています。蓮池も見えています。
素晴らしい庭園ですが人はいません。
巴の庭は穴場の庭園です。また、本法寺自体も穴場のお寺です。
ピンクと白の蓮の花が咲いています。
蓮の花は順番に咲くため全ての花が一斉に満開になることはありません。
また、数本ずつしか咲かないため見ごろ時期も難しいです。
咲いているのは二輪の花ですが貴重な二輪の花です。
丸い石は「日蓮」の『日』を、蓮池は「日蓮」の『蓮』をあらわしています。
巴の庭には、巴の文字の築山が三つあるため「三巴の庭」とも呼ばれます。
ただ、残念ながら長い年月の経過とともに、巴の字の築山は分りにくくなってしまっています。
今日も貸切状態です。落ち着いた静かな庭園を独り占めです。
街中にあるお寺、お庭とは思えない静けさです。
蓮池は十角形をしています。枯山水庭園なのに池がある不思議な庭園でもあります。
華やかな紅白の蓮の花です。おめでたい色合いです。実際はピンクと白ですが・・・。
蓮の花は色んな見方・撮り方ができます。
コントラストを強めにしてみました。雰囲気が一気に変わります。
暗闇の中で蓮の花が光ります。
光の当たり具合や角度によって、花と一緒に蓮の葉も光っています。
有名になって欲しい反面、このままひっそりとした庭園でもあって欲しいです。
背景の深い緑に、蓮の葉の鮮やかな緑と華やかなピンクの花が映えます。