京都市左京区一乗寺小谷町にある圓光寺(えんこうじ)の桜です。
圓光寺は秋の紅葉で有名なお寺であり、秋はたくさんの人で賑わいます。
良く言えば賑わい、悪く言えば混雑します。
しかし、春の桜はあまり知られておらず、満開の時期でも人はまばらです。
石庭「奔龍庭(ほんりゅうてい)」に2本の立派なしだれ桜があります。
実際横の方にも桜がありますが、メインになるのは2本の桜です。
天気の良い青空の日には石庭とあわせて絵になる見事な春の情景が楽しめます。
2017年4月16日訪問、撮影です。
広告
石段の上に石庭「奔龍庭」があり、そこに立派なしだれ桜があります。
2017年の桜シーズンは雨や曇りが多かったので、待望の青空、貴重な青空です。
奔龍庭は敢えて一部未完のままだそうです。
残りの部分を見る人が頭や心の中で完成させる意図らしいです。
ここの桜は特に青空が合います。合うというよりも青空が必要な桜です。
どの場所、どちらの方角から眺めるかにもよりますが、西向なので午前中の方が空が青く見えます。
圓光寺は秋の紅葉は非常に有名です。見ごろの時期には混雑します。
しかし、桜の知名度はあまり高くなく、京都洛北の桜の穴場、隠れた名所と言っても良いでしょう。
ただし、いつまで穴場と言えるかは分りません。
数年で急激に知名度があがり、人が増えるということもよくあります。