京都市東山区泉涌寺山内町にある泉涌寺塔頭寺院の善能寺(ぜんのうじ)の紅葉です。
善能寺の本堂である「祥空殿」は1971年(昭和46年)に起こった
北海道の航空機事故のご遺族が寄進したそうです。
庭園の「仙遊苑」は昭和の名作庭家である重森三玲が作庭しました。
飛行機や上空から地上を眺めた際の鳥瞰図(ちょうかんず)をイメージして作庭されたとされています。
また、境内には日本最古と伝えられる稲荷社もあります。
善能寺は京都の紅葉の隠れた名所、紅葉の穴場です。
秋の紅葉シーズンでも人がパラパラやってくる程度です。
近くの東福寺は人でごった返しますが、ここ善能寺はひっそりと静まり返っています。
苔に覆われた庭園「仙遊苑」を染める鮮やかな紅葉、祥空殿を彩る絵になる紅葉、
祥空殿横の池を覆う紅葉、稲荷社付近の風情ある紅葉などが楽しめます。
2017年11月22日および11月26日訪問、撮影です。
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2017年11月22日分です。
ひっそりと佇む善能寺です。山門の奥には本堂と庭園が見えています。
もう少し濃く色づきそうですが華やかな赤やオレンジの見事な紅葉です。
本堂の祥空殿から眺めた紅葉です。水は張ってませんが下は池泉式の庭園になっています。
祥空殿から眺めた苔と紅葉の「仙遊苑」です。善能寺の庭園は「仙遊苑」と呼ばれます。
2017年11月26日分です。
祥空殿から眺めた溢れる紅葉と池泉庭園です。水は張ってませんが・・・。
祥空殿は北海道で起こった航空機事故のご遺族が寄進したそうです。
紅葉が苔の綺麗な仙遊苑を華やかに染めています。
仙遊苑は重森三玲が上空から地上を眺めた際の鳥瞰図(ちょうかんず)を想像して作庭したとされています。