京都府八幡市上津屋宮前川端にある上津屋橋(こうづやばし)、通称「流れ橋」です。
流れ橋は京都府八幡市と久世郡久御山町の間の木津川に架かっています。
大雨などで川が増水すると橋桁が流される構造を持っています。
流れ橋では橋桁は橋脚に乗せてあるだけです。
川の水位が一定以上になると橋桁が水に浮かんでそのまま流される仕組みになっています。
橋全部に水圧がかかって橋全部がやられてしまうのを防ぐために、
橋桁を流して橋脚、橋の大元を守ろうとする構造らしいです。
トカゲのしっぽ切りみたいなものかも知れません。
流れ橋は約350メートルの長さで、幅は3メートル少しです。
歩行者と自転車専用の橋です。ちなみに自転車は降りて押さないといけません。
その風景から時代劇のロケ地としてもよく使われるそうです。
2016年5月29日訪問、撮影です。
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京阪電車の「八幡市」駅から京阪バスの新田辺行きに乗って、「上津屋(こうづや)」で降ります。
少し歩くと流れ橋が見えてきます。
流れ橋の上です。幅は3.3メートルですが、意外と広く感じます。そんなに怖さもないです。
普段は川の水は少ないです。橋の下の一部だけ川が流れていて、ほとんどは砂です。
幅は3メートル少しですが、長さは356.5メートルもあります。
普段は川の水位が橋桁まで上るのはなかなか想像がつきません。
しかし、1953年(昭和28年)以降、既に21回流されているそうです。(2016年5月現在)
時代劇などのロケに使われることも多いそうです。
確かに絵になる風景です。