釈迦 出典:X

【炎上】釈迦のnayuta(AZKi)の彼氏デマ発言は何があった?何を言ったのか?理由は志麻と冬梨を勘違いした説

2025年10月、日本のストリーマー界のトップを走る一人、釈迦(SHAKA)さんによる過去の交際に関する発言が、インターネット上で極めて深刻な炎上騒動を引き起こしました。この騒動は、人気VTuberグループ「ぶいすぽっ!」所属の橘ひなのさんとのコラボレーション配信中に発生。過去のインターネットカルチャーを懐かしむ「古のニコ生談義」の中で、人気歌い手グループ「浦島坂田船」のメンバーである志麻さんと、実力派歌い手でありホロライブ所属VTuber・AZKiさんの「中の人」として広く認知されているnayutaさんが、過去に交際していたという趣旨の「暴露」が行われました。

この発言は、瞬く間にSNSやまとめサイトを通じて拡散。しかし、その内容は複数の事実誤認を含んだ「完全な勘違い」によるデマであったことが判明します。nayutaさん本人が「事実無根」であるとの強い公式声明を発表し、釈迦さんが謝罪に追い込まれる事態へと発展しました。

さらに、このデマの裏には、釈迦さんがnayutaさんと混同したとされる別のニコ生主「冬梨(ふりゅ)」さんの存在があり、十数年の時を経て過去の出来事が再び掘り起こされる結果となりました。また、釈迦さんの謝罪後の行動が「猫盾ではないか」とさらなる批判を呼ぶなど、騒動は多層的な様相を呈しています。

この記事では、この一連の騒動について、以下の点を徹底的に深掘りし、解説していきます。

  • 一体、釈迦さんは配信で何を発言したのか?
  • なぜその発言が「デマ」であり、深刻な炎上に繋がったのか?
  • 真相とされる「冬梨(ふりゅ)」さんとは何者で、志麻さんとの本当の関係は?
  • 被害を受けたnayuta(AZKi)さん側の公式声明と、釈迦さんの謝罪対応
  • 騒動に関わった各人物(釈迦、nayuta、志麻、冬梨、橘ひなの)の詳細プロフィール
  • 炎上後の「猫盾」疑惑とは何か?
目次 Outline

1. 釈迦の爆弾発言は何があった?橘ひなの配信での「nayutaと志麻が交際」暴露の全貌

釈迦 nayuta デマ 炎上 出典:YouTube
釈迦 nayuta デマ 炎上 出典:YouTube

今回の騒動は、非常に影響力の高い二人の配信者によるコラボレーション配信という、注目度の高い場で発生しました。まずは、発言が飛び出すまでの経緯と、その具体的な内容、そしてなぜそれが即座に大炎上へと発展したのかを詳細に見ていきます。

1-1. 炎上の発端:「古のニコ生談義」で何が語られたか

事件が起きたのは、2025年10月23日頃に行われた、釈迦さんと「ぶいすぽっ!」所属の人気VTuber・橘ひなのさんのコラボ配信中のことでした。二人は当時、多くのストリーマーやVTuberが参加していたGTA RP(ロールプレイング)サーバー「MADTOWN」内で行動を共にしており、その移動中や雑談の中で、過去のインターネットカルチャーについて語り合っていました。

話題は、現在のような配信文化が確立する以前、2000年代後半から2010年代初頭にかけて隆盛を極めた「ニコニコ生放送(ニコ生)」時代の懐かしいエピソード、いわゆる「古のニコ生談義」へと移っていきます。当時の独特な配信者文化や、コミュニティ内での人間関係について記憶を辿る中で、問題の発言は飛び出しました。

1-2. 問題となった釈迦の発言内容「nayutaと志麻が付き合っていた」の詳細

会話の流れで、人気歌い手グループ「浦島坂田船」のメンバーである志麻さんの過去が話題に上りました。その際、釈迦さんは自らの記憶を元に、「(志麻は)nayutaと付き合っていた」という趣旨の発言を行ったとされています。

さらに、そのnayutaさんを特定する情報として、「(涼宮)ハルヒの声真似してた歌い手」という補足説明も加えたとされています。この「ハルヒの声真似」は、まさにnayutaさんがニコニコ動画初期に「歌ってみた」動画で爆発的な人気を獲得するきっかけとなった、彼女の代名詞とも言えるキーワードでした。

この発言は、橘ひなのさんという人気VTuberとのコラボ配信中、数万人が視聴する中で、「釈迦さんのお墨付き情報」として投下された形となりました。

1-3. なぜ即座に大炎上したのか?nayutaが「既婚者」かつ「AZKiの中の人」とされる背景

釈迦 nayuta デマ 謝罪 出典:X
釈迦 nayuta デマ 謝罪 出典:X

この発言が単なる「昔話のゴシップ」では済まされず、瞬く間に「大炎上」となったのには、極めて深刻かつ複合的な理由が存在します。発言の対象となったnayutaさんの現在の状況が、この問題を非常にデリケートなものにしていました。

理由その1:nayutaさんが「既婚者」であるという事実

第一に、nayutaさんは2020年1月5日に、自身のX(旧Twitter)で「元日に入籍いたしました」と公に結婚を報告している既婚者である点です。

過去の交際が事実であったとしても、すでに結婚し、新たな人生を歩んでいる人物の過去の恋愛遍歴を、本人の許可なく公の場で暴露する行為は、極めてデリカシーに欠けるプライバシー侵害であり、倫理的に強く非難されるべき行為です。ましてや、その情報が「デマ」であった場合、名誉毀損の度合いは計り知れません。

理由その2:「AZKiの中の人(前世)」というVTuber業界最大のタブー

そして、炎上を決定的にした最大の理由が、nayutaさんが人気VTuberグループ「ホロライブ」所属のAZKiさんの「中の人(前世)」であると、ファンの間では長年にわたり確実視されている存在だったことです。

VTuber業界において、「中の人(前世)」に関する情報は、その世界観やキャラクターイメージを守るために最も厳格に守られるべきタブーの一つです。ファンは、その事実を知りつつも(あるいは推測しつつも)、それを公言しないという暗黙のルールを守ることで、VTuberの活動を支援しています。

釈迦さんの発言は、このVTuber業界の根幹とも言える暗黙のルールを、業界外のトップストリーマーが土足で踏みにじる行為にほかなりませんでした。AZKiさんは、ホロライブ内でも特に音楽活動に特化したアーティスト(VSinger)として独自の地位を築いており、「開拓者」と呼ばれるファンたちに支えられています。彼らにとって、AZKiさんの「中の人」とされる人物の、しかもデマである可能性の高い過去の恋愛スキャンダルを暴露されることは、AZKiさんのアーティストイメージを著しく毀損する、断じて許容できない行為でした。

これら二つの重大な問題点が組み合わさった結果、釈迦さんの発言は「既婚者であり、現役トップVTuberの中の人とされる人物の、デマの恋愛情報を暴露した」という最悪の形で受け止められ、制御不能な大炎上へと発展したのです。

2. 発言はデマ?釈迦の「完全な勘違い」と真相とされる「冬梨(ふりゅ)」の存在

釈迦 炎上 冬梨 コメント 出典:X
釈迦 炎上 冬梨 コメント 出典:X

釈迦さんの発言が事実であれば、それはそれで「暴露」として大問題ですが、さらに深刻だったのは、その発言内容が「事実無根のデマ」であったことです。なぜ、釈迦さんはこのような重大な勘違いを公の場でしてしまったのでしょうか。

2-1. デマの確定:なぜ釈迦は「nayuta」と「冬梨」を間違えたのか?

釈迦さんの発言直後から、ニコニコ動画の黎明期をリアルタイムで知る古参のネットユーザーを中心に、「釈迦の記憶違いではないか?」という指摘が相次ぎました。彼らの記憶では、志麻さんが過去に交際していたとされるニコ生主は、nayutaさんではなかったからです。

では、なぜ釈迦さんはnayutaさんの名前を出したのでしょうか。その理由は、両者の「共通点」にあったと推測されています。

真相とされる人物:ニコ生主「冬梨(ふりゅ)」

志麻さんが当時交際していたとされるのは、「冬梨(ふりゅ)」という名前で活動していた別の女性ニコ生主でした。そして、この冬梨さんもまた、nayutaさんと同様に「涼宮ハルヒの声真似」を配信のネタにしていたのです。

釈迦さんは、自身の記憶の中にあった「志麻の元カノ = ハルヒの声真似をしていたニコ生主」という情報と、ニコニコ動画で「ハルヒの声真似(歌ってみた)」で最も有名だった「nayuta」さんの情報を、十数年という時間の経過の中で混同。その結果、「志麻の元カノ = nayuta」という「完全な勘違い」に基づくデマ情報を生み出してしまったと考えられます。

釈迦さん自身も配信内で「俺ニコ生全然知らん」と語っていたとされ、当時の文化に精通していなかったことが、この致命的な記憶違いを裏付けています。

2-2. 志麻の本当の交際相手とされる「冬梨(ふりゅ)」とは何者?

今回、釈迦さんの勘違いによって、十数年の時を経て再びその名が浮上した「冬梨(ふりゅ)」さんとは、一体どのような人物だったのでしょうか。

彼女は、2009年頃にニコニコ生放送で活動していた女性配信者です。当時はまだ10代(17歳だったとされています)で、雑談や「涼宮ハルヒの声真似」などを中心に配信活動を行い、一部で知られた存在でした。

当時、同じくニコ生主として活動していた志麻さんと交際関係にあったとされ、その関係性は一部のファンの間では公然の事実となっていたようです。

2-3. 志麻と冬梨(ふりゅ)の過去:当時の炎上内容とは

志麻さんと冬梨さんの関係は、単なる交際だけに留まらず、その破局時に小規模ながら炎上騒動を引き起こしていたとされています。当時の匿名掲示板や個人ブログなどには、その経緯に関する断片的な情報が残されています(ただし、これらはすべて当時の噂話であり、事実として確定しているものではありません)。

今回の騒動は、釈迦さんの勘違いによって、この十数年前にインターネットの片隅で起こった出来事を、現在の巨大な配信者コミュニティの表舞台に引きずり出す結果となってしまいました。

2-4. 突然巻き込まれた冬梨(ふりゅ)の現在の反応「うざ」「デマばっかで笑った」

過去の人物として、完全にデマ騒動に巻き込まれた形の冬梨さん本人も、この騒動に反応を示しました。

2025年10月24日、冬梨さんと見られるXアカウントは「うざ」と一言投稿。この投稿には多くのリプライが寄せられ、その中には「大丈夫ですか?」といった心配の声もありました。それに対し、彼女は次のように返答しています。

「ええねんで!気にしてないから。デマばっかで全員巻き込まれてて笑った」

自身は騒動を意に介していないと、明るく振る舞いました。さらに、以下のように続け、デマの被害に遭ったnayutaさんを気遣う姿勢も見せています。

「ぼかあ元気ですよ。転生して元気にやっとるからみんなも優しい大人になってくれ」

「あせるwww私なんかバレたんかと思って冷や汗やばかった。相手の人(nayutaさん)は気の毒でしぬわ

このように、自身も騒動に巻き込まれた被害者でありながら、最大の被害者であるnayutaさんを思いやるコメントを残しました。

4. 最大の被害者:歌い手「nayuta(AZKi)」とは誰か?その輝かしい経歴とデマの深刻度

今回の騒動で、事実無根のデマによって最も深刻な被害を受けたのは、歌い手のnayutaさんです。彼女はインターネット音楽シーンにおいて、十数年にわたり第一線で活躍してきた極めて重要なアーティストの一人です。彼女がどのような人物であるかを理解することが、今回のデマ発言がいかに許されないものであったかを浮き彫りにします。

4-1. nayutaさんのプロフィールと「歌ってみた」黎明期からの輝かしい経歴

nayutaさんは、2007年頃からニコニコ動画で活動を開始した、まさに「歌ってみた」カテゴリの黎明期を支えた実力派の女性歌い手です。彼女の活動は、単なる趣味の領域を遥かに超えています。

活動初期、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラクターソング「God knows…」の歌ってみた動画や、同作品のキャラクター声真似をしながら組曲を歌い上げる動画で、その卓越した歌唱力と表現力が爆発的な注目を集めました。釈迦さんが勘違いの根拠とした「ハルヒの声真似」は、まさにnayutaさんの人気を決定づけた代名詞の一つでした。

彼女の実力は「歌ってみた」だけに留まりません。長年にわたり、様々な同人音楽サークル(例えば「EastNewSound」など)にゲストボーカルとして参加し、数多くの楽曲を発表。その透明感と安定感を両立させた歌声は、同人音楽シーンにおいて「nayuta」というブランドを確立するほどの存在感を放っています。

このように、彼女は志麻さんとの接点とは無関係に、独立したアーティストとして確固たる地位と尊敬を集めてきた人物です。

4-2. 2020年に結婚を報告していた事実とプライバシー

nayutaさんのプライバシーに関して、非常に重要な事実があります。彼女は2020年1月5日、自身のX(旧Twitter)を通じて、「元日に入籍いたしました」と公に結婚を報告しています。

投稿では、「今までと変わらず、歌を歌ったり、音楽をつくったり、私の好きなことを続けていきたいと思います」と、アーティスト活動の継続を宣言していました。釈迦さんの発言は、このように私生活において新たなスタートを切っていた既婚女性に対し、事実無根の過去の恋愛情報を暴露するという、二重の意味で極めて悪質なプライバシー侵害行為となってしまいました。

4-3. なぜホロライブ・AZKiの中の人(前世)とされるのか?その影響力

今回の炎上が「VTuber業界最大のタブー」に触れたとされる背景には、nayutaさんがホロライブ所属のVTuber・AZKiさんの「中の人(前世)」であるという、ファンの間で長年にわたり有力視されている情報があります。

もちろん、これはホロライブ運営(カバー株式会社)やAZKiさん、nayutaさん本人が公式に認めた事実ではありません。しかし、ファンによる分析では、以下のような多数の共通点が指摘されています。

  • 歌声および話し声の酷似: 最も大きな根拠とされるのが、声紋が一致するのではないかと言われるほど似通った特徴的な歌声と話し声です。
  • 歌唱時の癖: 息継ぎのタイミングや発声の癖などが、両者でほぼ同一であると分析されています。
  • 活動時期の関連性: nayutaさんの表立った活動が一時的に停滞した時期と、AZKiさんのデビュー時期(2018年11月)が関連しているのではないか、という推測。
  • 音楽的嗜好: 両者ともに特定のアーティスト(例:ヨルシカ)のファンを公言しているなどの共通点。

これらの状況証拠から、「nayuta = AZKi」は多くのファンにとって「公然の秘密」あるいは「暗黙の了解」となっていました。釈迦さんのデマ発言は、この非常にデリケートな憶測の核心部分を、しかも最悪の形で公の場に引きずり出し、AZKiさんのアーティストイメージをも著しく毀損する結果を招いたのです。

5. nayuta(AZKi)側が公式声明を発表「事実無根」「法的措置も」

釈迦 炎上 nayuta 声明 出典:X
釈迦 炎上 nayuta 声明 出典:X

釈迦さんによる謝罪(DM送付)の後も、デマの拡散や、それに便乗した悪質な誹謗中傷が止まない状況を受け、nayutaさん側はこれ以上事態を看過できないと判断しました。彼女は毅然とした態度で、公式に声明文を発表するという対応を取りました。

5-1. 声明文「虚偽情報・なりすまし・迷惑行為について」の全容

nayutaさんの公式サイト、あるいは関連する公式アカウントを通じて発表された声明文は、今回のデマがいかに深刻な被害をもたらしたかを明確に示すものでした。その内容は以下の通りです。

「このたび、インターネット上および一部動画配信等において、nayutaに関する事実無根の内容や虚偽の情報が拡散されています。

これらの内容は事実ではなく、本人の名誉および信用を著しく損なうものであります。

(中略)

なりすましアカウントおよび迷惑行為・誹謗中傷等も確認されております。これらの行為は、本人および関係者への精神的負担を伴うのみならず、悪質な場合には、名誉毀損・信用毀損・業務妨害等の法令に抵触するおそれがございます。

今後の状況を注視しつつ、必要に応じて適切な法的措置を講じてまいります

この声明は、拡散された情報が「事実無根」であり「虚偽」であると強く断言しています。さらに、単なるデマの否定に留まらず、悪質な誹謗中傷行為に対しては「適切な法的措置」、すなわち訴訟も辞さないという非常に強い意志を表明しました。

5-2. 「発言元に再発防止を強く求める」釈迦への厳しい対応要求

声明文は、デマの発信源である釈迦さんの対応についても、厳しく言及しています。

「誤って認識した内容に基づく発言であったこと、当該発言元に対しては、正式に発言の撤回等の対応を求め、今後同様の事態が発生しないよう、再発防止を強く求めてまいります

釈迦さんは「DMで謝罪した」と報告していましたが、nayutaさん側はそれだけで幕引きとすることを良しとしませんでした。「正式な発言の撤回」と「再発防止」を“強く求める”という文言からは、今回のデマ被害がいかに深刻であったか、そして発言者の社会的責任を厳しく問う姿勢が明確に読み取れます。

5-3. 好き嫌い.comなどでの誹謗中傷とホロライブの断固たる姿勢

この騒動に便乗し、匿名掲示板「好き嫌い.com」や「5ちゃんねる」などでは、nayutaさん個人、ひいてはAZKiさんに対する悪質かつ根拠のない誹謗中傷が散見されました。

特に「好き嫌い.com」は、成功している女性アーティストやVTuberがターゲットにされやすく、真偽不明の情報や悪意ある解釈に基づいた袋叩きが行われる傾向が指摘されています。

しかし、AZKiさんが所属するホロライブ(カバー株式会社)は、以前から所属タレントへの誹謗中傷行為に対して「厳正な対応」を掲げ、専門チームによる監視と通報、法的措置を積極的に講じていることで知られています。

nayutaさん個人の「法的措置」の声明と、ホロライブ運営の断固たる姿勢が組み合わさることで、今回の騒動に便乗した安易な誹謗中傷行為は、発信者自身が法的な責任を問われる可能性が非常に高い、危険な行為となっています。

6. 騒動のもう一人の当事者:歌い手「志麻」とは誰で何者か?

歌い手・志麻 出典:X
歌い手・志麻 出典:X

デマの渦中に「過去の交際相手」として名前が挙がったもう一人の当事者、志麻さん。彼がどのような人物であり、nayutaさんとどのような関係性であったのかを正確に知ることも、今回のデマの異常性を理解する上で重要です。

6-1. 志麻のプロフィールと経歴(浦島坂田船メンバー)

志麻(しま)さんは、1989年12月1日生まれ、高知県出身の男性歌い手です。2009年からニコニコ動画で活動を開始し、そのキャリアは15年以上に及びます。彼の活動は多岐にわたります。

歌い手グループ「浦島坂田船」のメンバー
志麻さんの活動で最も知られているのが、2013年に結成された歌い手グループ「浦島坂田船」のメンバーとしての活躍です。このグループは、うらたぬきさん、あほの坂田。(現:となりの坂田。)さん、センラさん、そして志麻さんの4名で構成されています。

グループでの人気は絶大で、CDリリースはもちろん、数々のライブツアーを成功させ、近年ではアリーナクラス(例:さいたまスーパーアリーナなど)での公演も満員にするなど、現在の音楽シーンにおいて非常に大きな影響力を持つユニットです。志麻さんはグループ内でメンバーカラー「紫」を担当しています。

声優・ゲーム実況者としての側面
彼の活動は音楽だけに留まりません。2019年からは、HIPHOPメディアミックスプロジェクト「Paradox Live」において、作中に登場するユニット「悪漢奴等(あかんやつら)」のメンバー・雅邦 善(がほう ぜん)のCV(キャラクターボイス)を担当しており、声優としても公式に活動しています。

また、個人チャンネルではゲーム実況なども行っており、多才なエンターテイナーとしての一面も持っています。

6-2. 過去のX投稿から見るnayutaとの本当の関係性(2019年のやり取り)

歌い手・志麻 nayuta 出典:インスタグラム
歌い手・志麻 nayuta 出典:インスタグラム

では、釈迦さんが「付き合っていた」と勘違いした志麻さんとnayutaさんの間には、実際にどのような関係性があったのでしょうか。過去のSNSを遡ると、二人が交際関係どころか、ごく一般的な「同業者」としての距離感であったことを示す決定的な証拠が残っています。

2019年3月7日、志麻さんはX(旧Twitter)で「#お前ら歌い手の最初の推し誰だよ」というハッシュタグを使い、以下のように投稿しました。

志麻さん:「ゴムさん、nayutaさん、女子中学生(23才・おじさん)さん」

この投稿は、志麻さん自身がnayutaさんを「歌い手としての推し(ファン対象)」の一人として挙げていたことを示しています。この投稿に対し、nayutaさん本人が次のようにリプライしました。

nayutaさん:「わっ!??ありがとうございます!?」

突然、憧れの対象として名前を挙げられたことに驚く様子が伝わります。さらに、志麻さんはこう返信しています。

志麻さん:「うお本物だぁ。別名義で出してた某東方のCDとかコミケめっちゃ買いに行ってました!!!(10年ほど前ですが)」

この一連のやり取りが雄弁に物語っているのは、二人の関係が「元恋人」などでは断じてなく、「志麻さんがnayutaさんの長年のファンであった」という事実です。志麻さんが「10年ほど前(=2009年頃)」からCDを買いに行くほどのファンだった人物と、釈迦さんは「付き合っていた」と勘違いしたことになります。

この2019年のやり取りは、釈迦さんの発言が、二人の実際の関係性とは180度異なる、完全な事実誤認であったことを裏付ける強力な証拠となっています。

7. 発言の発端:釈迦(SHAKA)とは誰で何者か?その絶大な影響力と責任

今回、事実無根のデマを発信し、騒動の震源地となってしまった釈迦(SHAKA)さん。彼は日本のゲーミング・配信シーンにおいて、名実ともにトップクラスの影響力を持つ人物です。彼がどのような人物であるかを理解することは、なぜ今回の発言がこれほどまでに重大な問題として扱われたのかを知る上で不可欠です。

7.1. 釈迦(SHAKA)のプロフィールと輝かしい経歴

釈迦さん、本名・川上 力(かわかみ ちから)さんは、1991年12月27日生まれ、福岡県飯塚市出身の元プロゲーマーであり、現在は日本を代表するストリーマー(配信者)の一人です。

伝説的なプロゲーマー時代
彼のキャリアは、2011年にプロゲーミングチーム「DeToNator」に加入したことから本格的にスタートしました。特にFPSゲーム『Alliance of Valiant Arms (AVA)』のプレイヤーとして、その名をシーンに轟かせます。

彼は「スナイパー」として比類なき才能を発揮し、常人離れした反射神経と正確無比なエイムで数々の大会を席巻。日本代表として4年連続で世界大会に出場し、国内大会では通算18回もの優勝を誇るなど、まさに「レジェンドプレイヤー」と呼ぶにふさわしい実績を築き上げました。

トップストリーマーへの転身
選手としての第一線を退いた後、彼はストリーマーへと活動の軸足を移します。バトルロイヤルゲーム『PUBG』の国内公式リーグ「PUBG Japan Series (PJS)」で長期間にわたり解説者を務め、その的確な戦況分析と分かりやすい解説で、プレイヤーとしてだけでなく「伝える側」としても高い評価を獲得しました。

その後、ライブ配信プラットフォーム「Twitch」を主な拠点として配信活動を本格化。卓越したゲームセンスはそのままに、時に長時間(月間数百時間に及ぶことも珍しくありません)にわたる配信を厭わないスタイル、そして穏やかでユーモアのある人柄が多くの視聴者を惹きつけ、瞬く間にTwitchのトップストリーマーへと駆け上がりました。

YouTubeチャンネルの登録者数は2025年7月時点で112万人を超え、Twitchのフォロワー数も膨大な数を誇ります。私生活では結婚しており、お子さんもいらっしゃいます。

7.2. ZETA DIVISION所属、日本を代表する配信者としての地位

2021年9月に長年所属したDeToNatorを卒業し、フリーランスとしての活動期間を経て、2025年7月には日本のeスポーツシーンを牽引する人気プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」のCREATOR部門への加入が発表されました。これは、彼の人気と影響力が、特定のチームの枠を超えてシーン全体にとって不可欠なものであることを証明する出来事でした。

現在の彼は、単なる「ゲームが上手い配信者」ではありません。新作ゲームの先行プレイ、大規模なeスポーツ大会のミラー配信(自身のチャンネルで実況・解説付きで同時視聴すること)、様々な企業とのタイアップなど、彼の一挙手一投足が大きな注目を集め、時には数万人、数十万人の視聴者が彼の配信に集います。

今回の騒動は、このように日本の配信カルチャーの頂点に立つ人物が、その絶大な影響力を背景に「事実確認の取れていないデマ」を発信してしまったという点で、極めて重大な意味を持っていたのです。

8. 騒動の舞台:橘ひなの(ぶいすぽっ!)とは誰で何者か?

今回の釈迦さんの発言は、彼単独の配信ではなく、人気VTuber・橘ひなのさんとのコラボレーション配信中に行われました。この「場」を提供した形となった彼女についても、そのプロフィールと人気を解説します。

8.1. 橘ひなののプロフィールと経歴

橘ひなの(たちばな ひなの)さんは、2020年8月14日にデビューした女性VTuberです。次世代Virtual eSportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」に所属しており、その中でも「Iris Black Games(IBG)」というグループの一員として活動しています。

誕生日は11月11日、身長は154cm。ピンクとチョコレートブラウンの鮮やかなツートンカラーのロングヘアがビジュアル的な特徴です。ファンネームは「ひななー」と呼ばれ、多くのファンに親しまれています。

8.2. 「ぶいすぽっ!」での立ち位置と絶大な人気

「ぶいすぽっ!」は、eスポーツ(特にFPSゲーム)に特化したVTuberプロジェクトであり、橘ひなのさんはその中でもトップクラスの人気を誇るメンバーの一人です。

高いゲームスキルと特徴的な配信スタイル
彼女の配信は、主に『Apex Legends』や『VALORANT』といった競技性の高いFPSゲームが中心です。VTuberとしての可愛らしい見た目とは裏腹に、非常に高いゲームスキルを持ち、ハードな撃ち合いもこなします。

その一方で、配信中に見せる豪快で特徴的な笑い声(「ア゛ッハッハ」と響くような)は、ファンや他の配信者から「ガハハゲーミング」と称され、彼女の大きな魅力の一つとなっています。このギャップが、多くの視聴者を惹きつけてやみません。

トップストリーマーとの活発なコラボ
デビュー当初は人見知りな一面もあったとされていますが、現在ではその垣根を越え、釈迦さんをはじめ、多くの人気ストリーマーや他事務所のVTuberとも頻繁にコラボ配信を行っています。彼女のコミュニケーション能力とゲームスキルは、性別や所属の壁を超えてコラボ相手として引く手あまたの状態です。

YouTubeのチャンネル登録者数は2025年時点で100万人に迫る勢いであり、まさに「ぶいすぽっ!」の顔とも言える存在です。今回の騒動は、このような人気VTuberとの注目度の高いコラボ配信中に発生したため、その拡散力も非常に高いものとなりました。

9. 炎上後の釈迦の行動とネット上の反応

デマ発言に対する謝罪を行った釈迦さんですが、その後のX(旧Twitter)での行動が、一部のネットユーザーからさらなる批判を招くという二次的な炎上を引き起こしました。

9.1. 炎上直後に猫画像を投稿?布団ちゃんとの比較で「猫盾」疑惑が浮上

釈迦さんは、Xで「完全な私の勘違い」と謝罪文を投稿した後、自身の飼い猫の画像を投稿しました。投稿された内容は、「猫が唐突にこの顔で何もないとこ見つめ始めるのよくあるんだけど何で?」という、猫の飼い主ならば誰もが経験するような、何気ない日常の一コマでした。

しかし、この投稿の「タイミング」が問題視されました。奇しくも同時期、別の配信者である「布団ちゃん」がカラオケボックスでの迷惑行為によって大炎上し、その直後に自身の飼い猫の画像を投稿していたのです。

この二人の行動の類似性から、一部のネットユーザーは「炎上した配信者が、批判を逸らすために動物(猫)の画像を利用している」と解釈。これを「猫盾(ねこたて)」と揶揄し、釈迦さんの投稿もまた、炎上の火消しや、自身の好感度の低下を防ぐための意図的な投稿ではないか、という疑惑の目が向けられました。

もちろん、釈迦さんにとっては本当に単なる日常の投稿だった可能性も高く、この「猫盾」疑惑はあくまでネット上の憶測に過ぎません。しかし、深刻なデマを流した直後というタイミングの悪さが、無用な批判を招く一因となってしまったことは否めないでしょう。

9.2. ネット上の反応まとめ「勘違いで済む話ではない」「nayutaが可哀想」

今回の騒動に対するインターネット上の反応は、釈迦さんの立場や人気を考慮してもなお、非常に厳しいものが大半を占めました。その主な論調は以下のようなものです。

釈迦さんの責任を問う声

  • 「日本トップクラスの配信者が、事実確認もせずに十数年前のデマを流すのは、勘違いでは済まされない」
  • 「自分の影響力を理解していない。軽率すぎる」
  • 「配信で公にデマを流したのだから、謝罪もDMだけでなく、配信で公的に行うべきだ」
  • 「釈迦は好きだが、今回の件は一切擁護できない。完全にアウト」

被害者(nayutaさん)への同情の声

  • 「何の落ち度もないnayutaさんが本当に気の毒すぎる」
  • 「既婚者に対して、事実無根の過去の恋愛デマを流されるなんて最悪だ」
  • 「これが原因でAZKiのイメージまで傷つけられるのは理不尽だ」
  • 「nayuta側の『法的措置も』という声明は当然の対応」

勘違いの背景への言及

  • 「『冬梨』と『nayuta』を間違えるのは、当時のニコ生を知ってればあり得ないが、釈迦が『ニコ生知らん』なら仕方ないのか…?いや、だからこそ知ったかぶりで話すべきでなかった」
  • 「『ハルヒの声真似』という共通点だけで結びつけるのは雑すぎる」

このように、釈迦さんの発言の軽率さ、事実確認の怠慢、そして被害の重大さを指摘する声が多数を占めました。彼が築き上げてきた信頼をもってしても、今回の「デマ拡散」という行為は、多くのファンや視聴者にとって許容し難いものであったことが伺えます。

10. まとめ:釈迦のデマ発言騒動の経緯と真相、今後の影響

最後に、複雑化した今回の騒動の経緯と要点を整理し、この一件がインターネット配信文化にどのような課題を残したのかを総括します。

10-1. 騒動の経緯と真相の総括

今回の騒動は、以下の流れで発生・進行しました。

  1. 発端: 2025年10月23日頃、釈迦さんが橘ひなのさんとのコラボ配信中、「古のニコ生談義」の中で「(歌い手の)志麻とnayutaが昔付き合っていた」という趣旨の発言をしました。
  2. 炎上: この発言が即座に拡散。nayutaさんが「既婚者」であること、そして人気VTuber「AZKiの中の人(前世)」と有力視されていることから、プライバシー侵害と名誉毀損の両面で大炎上しました。
  3. 真相(デマの確定): 釈迦さんの発言は「完全な勘違い」でした。志麻さんが過去に交際していたとされるのは、nayutaさんではなく、「ハルヒの声真似」という共通点を持つ別のニコ生主「冬梨(ふりゅ)」さんでした。
  4. 証拠: 2019年のXでのやり取りで、志麻さんはnayutaさんを「(ファンとして)推していた」と発言しており、二人が元恋人関係でないことは明白でした。
  5. 釈迦の謝罪: 釈迦さんはXで「勘違い」と謝罪し、nayutaさん本人にDMで謝罪したことを報告しました。
  6. 被害者の公式対応: nayutaさん側は、「事実無根」であり「法的措置も検討する」との極めて強い内容の公式声明を発表。釈迦さんに対し「再発防止」を強く求めました。
  7. 二次的被害と反応: デマの訂正過程で「冬梨」さんの過去が掘り起こされ、ご本人もXで反応。また、釈迦さんの謝罪後の猫画像投稿が「猫盾」ではないかとの二次炎上も発生しました。

10-2. 今回のデマ騒動が残した教訓と今後の影響

今回の事件は、現在のインターネット配信文化が抱えるいくつかの重要な課題を浮き彫りにしました。

1. トップ配信者の「発言の重み」と「事実確認の責任」
釈迦さんのような数万、数十万の視聴者に影響を与えるトップストリーマーは、もはや「一個人の配信者」ではありません。その発言は、時にメディア報道以上の拡散力と影響力を持ちます。特に他者のプライバシーや名誉に関わる過去のゴシップについては、たとえ雑談の中であっても、発信する前にそれが事実であるかどうかの確認(ファクトチェック)を怠るべきではありません。「勘違いだった」では済まされない社会的責任が伴うことを、改めて業界全体が認識するきっかけとなりました。

2. VTuber文化と「中の人」情報のデリケートさ
VTuberの「中の人(前世)」に関する情報は、その活動を支える上で最もデリケートに扱われるべき領域です。今回、業界外のトップストリーマーがこのタブーに、しかも「デマ」という最悪の形で触れてしまったことは、VTuberコミュニティに大きな衝撃を与えました。今後、所属や業界の垣根を超えたコラボレーションが活発化する中で、異なる文化圏のプライバシー・タブーに対する相互理解と尊重が、これまで以上に強く求められることになります。

3. インターネット上の「記憶」の不確実性とデマの危険性
今回のデマは、十数年前の「ニコ生時代」の記憶が混同されたことによって発生しました。インターネット上の情報は、たとえ過去のものであっても残り続けますが、それは同時に、人々の記憶の中で曖昧になり、容易に変質・混同される危険性を孕んでいます。不確かな記憶や噂話が、現代の強力な拡散力を持つプラットフォームに乗った時、いかに容易に深刻な「デマ」へと変貌するかを、今回の騒動は明確に示しました。

釈迦さんには、nayutaさんが公式声明で求めた通り、真摯な反省と徹底した「再発防止」が求められます。そして、この一件は、配信者、視聴者、そしてプラットフォームに関わる全ての人々にとって、情報の取り扱い方とその責任について改めて考えるべき重い課題を突きつけたと言えるでしょう。

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